国連外交
安保理改革に関するG4外相会合
令和7年9月25日

現地時間9月25日午後4時38分(日本時間9月26日午前5時38分)から約60分間、米国・ニューヨークを訪問中の岩屋毅外務大臣は、議長として、安保理改革に関するG4(日本、ブラジル、ドイツ、インド)外相会合を開催しました。概要は以下のとおりです。
- 岩屋大臣は、ブラジル、ドイツ及びインドの外相と共に、安保理改革をめぐる最新の状況を共有し、今後の取組について議論しました。
- 岩屋大臣は、国際社会が深刻な地政学的課題に直面し、国際秩序が更に不安定化する中、国連創設80周年の節目において具体的な進展を生み出すため、G4が緊密に協力することの重要性を訴えました。また、安保理改革に関する政府間交渉(IGN)におけるG4での連携や、第三国との協議を継続し、G4として安保理改革を牽引していくとの強い決意を述べました。
- G4外相は、安保理改革の実現に向けて、統合モデルの早期作成(注:様々な改革案を基に作成するモデル。文言ベース交渉に進むための布石。)に向けて緊密に協力していくこと、また、現常任理事国やアフリカ諸国を含む関係国と連携しながら、昨年の未来サミットで得たモメンタムを活かして今会期における具体的成果を目指すことで一致しました。さらに、改革された安保理において、相互の常任理事国入りを支持することを改めて表明しました。
(参考1)G4外相会合出席者
- 日本 :岩屋大臣(議長)
- ブラジル:マウロ・ヴィエイラ外務大臣(H.E.Amb. Mauro VIEIRA, Minister of Foreign Affairs of Brazil)
- ドイツ :ヨハン・ヴァーデフール外務大臣(H.E. Dr. Johann WADEPHUL, Federal Minister for Foreign Affairs of Germany)
- インド :スブラマニヤム・ジャイシャンカル外務大臣(H.E. Dr. Subramaniyam Jaishankar, Minister for External Affairs of India)