パスポート(旅券)

令和7年3月3日

 旅券についての基本情報をご紹介します。

パスポートとは

 パスポート(旅券)は、世界で通用する身分証明書です。
 世界のほとんどの国が、外国人の入国・滞在を許可する条件の一つとして、パスポートの携帯及び呈示を求めています。また、普通は、自国民の出国・帰国の際にもパスポートの携帯及び呈示を義務付けています。更に、パスポートは、外国滞在中に事件に巻き込まれた場合など、必要に応じていつでもどこでも呈示を求められることがあるものです。言葉の異なる海外にあって、自分が何者であるか(国籍、氏名、年齢など)を具体的に証明できるほぼ唯一の手段と言うことができます。

旅券の歴史

慶応2(1866)年:
幕府が日本人海外渡航の禁制を解く(4月7日布達)
初の海外渡航文書を発給(10月17日交付)
明治11(1878)年:
海外旅券規則を制定(2月20日)
大正6(1917)年:
旅券への写真貼付を開始(1月20日規則改定)
大正15(1926)年:
冊子型の旅券に改定(1月1日開始)
昭和20(1945)年:
邦人の本邦出入国は連合国最高司令官の管理下に
昭和26(1951)年:
旅券法制定(12月1日施行)
昭和38(1963)年:
業務渡航の自由化(4月1日外為法改正)
昭和39(1964)年:
観光渡航の自由化(4月1日外為法改正)
平成4(1992)年:
機械読み取り旅券(MRP)の導入(11月1日規則改正)
平成7(1995)年:
10年有効旅券を導入(3月8日法改正)
平成10(1998)年:
「旅券の日」制定(海外旅券規則120周年)
平成18(2006)年:
IC旅券を導入(3月20日開始、H17年6月10日法改正)
令和5(2023)年:
オンライン申請導入(3月27日開始、R4年10月5日法改正)

旅券の日

 1878年(明治11年)2月20日に「海外旅券規則」が外務省布達第1号として制定され、これにより法令上「旅券」という言葉が初めて使用された。これを記念して、同規則制定から120周年に当たる1998年(平成10年)に2月20日を「旅券の日」と定めた。

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