報道発表

「核軍縮の実質的な進展のための賢人会議」第3回会合の開催(結果)

平成30年11月15日

英語版 (English)

  • 「核軍縮の実質的な進展のための賢人会議」第3回会合の開催1
  • 「核軍縮の実質的な進展のための賢人会議」第3回会合の開催2
  1. 1 11月14日及び15日,長崎県美術館において,「核軍縮の実質的な進展のための賢人会議」第3回会合が開催され,白石隆座長(熊本県立大学理事長)を含む日本人委員7名の他,核兵器国,中道国,核兵器禁止条約推進国の外国人有識者8名の合計15名が参加しました。

    2 今次会合では,本年3月の「賢人会議」の提言を踏まえて,核兵器の廃絶に向けた道筋において解決すべき,軍縮と安全保障の関係に関する困難な問題等について中長期的な観点から活発な議論が行われました。

    3 14日の開会セッションには,辻清人外務大臣政務官が,河野太郎外務大臣の代理として出席し,今次会合において,核兵器の削減に向けた取組を進める上で直面する課題や解決策について忌憚のない議論が行われることを期待する旨,また,国家間の立場の違いを橋渡ししていく上で道標となるような有意義なアイデアや提案が得られることを期待している旨述べました。

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      開会セッションの様子
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      辻政務官によるスピーチ
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      白石座長による発言

    4 14日午前には,「賢人会議」委員による長崎平和公園慰霊碑での献花後,被爆者による被爆体験講話の聴講,長崎原爆資料館の視察等の被爆の実相プログラムが行われました。

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      平和公園での献花の様子
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      原爆資料館視察
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      被爆体験講話の聴講

    5 15日午前には,被爆した校舎が被爆遺構として保存されている長崎市立城山小学校を「賢人会議」委員が訪問し,被爆遺構の見学及び被爆の実相の継承活動を行っている同校児童との交流を行った他,原爆資料館において,市民社会との意見交換会が開催され,「賢人会議」委員と市民社会との活発な意見交換が行われました。

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      城山小学校児童との交流
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      被爆遺構の見学
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      市民社会との意見交換会

    6 今次会合終了後,白石座長を始めとする「賢人会議」委員による記者会見が行われ,白石座長は,今次会合において,核兵器を正当化又は非正当化する2つの議論について検討を行い,また,現下の状況において核軍縮を進めるために国際社会が取り組むべき具体的措置のほか,中長期の観点から核兵器の削減や核廃絶のため真に乗り越えなければならない「困難な問題」についても検討がなされた旨述べました。さらに,白石座長は,今次会合で集中的に議論した課題については,来年のNPT運用検討会議第3回準備委員会に向けて取りまとめていく考えである旨述べました。

    [参考1]核軍縮の実質的な進展のための賢人会議

    (1)経緯及び目的
    国際的な安全保障環境の悪化や,核軍縮の進め方をめぐる核兵器国・非核兵器国間,さらには非核兵器国間での意見対立が顕在化している中で,岸田文雄外務大臣(当時)が2020年NPT運用検討会議第1回準備委員会において立ち上げを表明。本件会議は,核軍縮の進め方をめぐり様々なアプローチを有する国々の信頼関係を再構築し,核軍縮の実質的な進展に資する提言を得ることを目的とする。
    2017年11月に第1回会合(於:広島)2018年3月に第2回会合(於:東京)を開催。3月29日,白石隆賢人会議座長から河野太郎外務大臣に対して提言を提出。
    2018年4月のNPT運用検討会議第2回準備委員会において,河野大臣は一般討論演説を行い,「賢人会議」の取組として,透明性,検証や対話型討論を紹介し,国際社会に具体的な行動を呼びかけた。議長サマリーには,個別のパラグラフを設けて「賢人会議」の紹介を行った河野大臣の取組が歓迎された旨記載

    (2)委員構成
     日本人有識者7名に加えて,核兵器国,中道国及び核兵器禁止条約推進国の外国人有識者10名の合計17名で構成。軍縮・不拡散や安全保障等に造詣のある有識者に加えて,被爆地である広島・長崎からも有識者が参加。

    (3)今次会合に出席した賢人会議委員

    白石 隆 (座長) 熊本県立大学理事長
    (日本人委員)
    青木 節子 慶應義塾大学大学院法務研究科教授
    秋山 信将 一橋大学大学院法学研究科教授
    浅田 正彦 京都大学大学院法学研究科教授
    小溝 秦義 広島平和文化センター理事長
    朝長 万左男 日赤長崎原爆病院名誉院長
    山口 昇 国際大学副学長,笹川平和財団参与
    (外国人委員)
    リントン・ブルックス 米エネルギー省国家核安全保障庁(NNSA)元長官
    ジョージ・パーコビッチ カーネギー国際平和財団副会長
    アントン・フロプコフ 露エネルギー安全保障研究センター長
    ブルーノ・テルトレ 仏戦略研究所副所長
    アンゲラ・ケイン 元国連軍縮担当上級代表
    タリク・ラウフ 元国際原子力機関(IAEA)検証安全保障政策課長
    マフムード・カーレム 元駐日エジプト大使(第2回は欠席),元国連軍縮諮問委員会委員
    ティム・コーリー 国連軍縮研究所(UNIDIR)非常勤シニア・フェロー(元NZ軍縮担当大使)

    [参考2]市民社会との意見交換会の参加者(12名)

    宮田隆 ICANサポート長崎代表世話人
    田崎昇 核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会代表委員
    葛城美来 核兵器廃絶日本NGO連絡会
    河合公明 創価学会平和委員会
    徳永雛子 長崎県立長崎西高校二年 第21代高校生平和大使
    山西咲和 長崎県立諫早高校二年 第21代高校生平和大使
    北村僚 長崎県立諫早高校二年 高校生1万人署名活動実行委員会メンバー
    森口貢 長崎の証言の会事務局長
    山川剛 長崎の証言の会運営委員
    池田道明 (公財)長崎平和推進協会継承部会長
    福島加南子 日本生活協同組合連合会
    川崎哲 ピースボート

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