報道発表

「科学技術外交推進会議」第6回会合の開催

平成30年2月7日
「科学技術外交推進会議」第6回会合の開催1
「科学技術外交推進会議」第6回会合の開催2

1 本7日,岡本三成外務大臣政務官及び岸輝雄外務省参与(外務大臣科学技術顧問)の出席の下,「科学技術外交推進会議」の第6回会合が開催されました。

2 冒頭,岡本政務官から,科学技術イノベーション(STI)を通じて,北極を巡る諸課題への対応や持続可能な開発目標(SDGs)の実施において日本が国際社会に貢献していくことの重要性について述べ,この推進会議において充実した討議をお願いしたい旨述べました。

3 岸科学技術顧問からは,第5回会合以降の活動(海外の科学技術顧問との共同投稿や国際対話への参加,日本の科学技術イノベーションの対外発信の取組,外務省内での研修・講義等)について振り返るとともに,今後の主な活動予定を紹介し,今後も様々な外交課題に対し,科学技術の面での貢献を一層高められるよう取り組んでいきたいと述べました。

4 続いて,安岡善文委員から,科学技術を生かした北極域での課題解決の方向性を示した北極に関する提言案について,スタディ・グループでの検討結果を説明しました。

5 さらに,SDGsのための科学技術イノベーション(「STI for SDGs」)の推進に関して,SDGs推進本部別ウィンドウで開くでの動き等について外務省から説明を行うとともに,中村道治委員から,第3回国連STIフォーラムに向けた最近の動向等が紹介されました。

6 以上を踏まえ,各委員からは,北極に関する提言に盛り込むべき観点や,「STI for SDGs」の推進にあたり踏まえるべき要素,さらに,中長期的に科学技術外交が取り組むべき課題等について活発な議論が行われました。

[参考1]外務省参与(外務大臣科学技術顧問)
 平成27年9月,外務省参与(外務大臣科学技術顧問)として,岸輝雄東京大学名誉教授が任命された。外務省参与(外務大臣科学技術顧問)は,外務大臣の活動を科学技術面でサポートし,各国の科学技術顧問・科学技術分野の関係者との連携強化を図りながら,各種外交政策の企画・立案における科学技術の活用について外務大臣及び関係部局に対し助言を行う。

[参考2]「科学技術外交推進会議」
   平成27年12月,岸田文雄外務大臣(当時)は,科学技術の各種分野における専門的な知見を外務省参与(外務大臣科学技術顧問)の下に集め,我が国のトップ外交やハイレベル国際会議を含む各種外交政策の企画・立案過程に活用するため,「科学技術外交アドバイザリー・ネットワーク」を構築することとし,その一環として,科学技術外交の関連分野における学識経験者に対し,「科学技術外交推進会議」の委員を委嘱した(現在,委員は18名)。平成28年2月3日に第1回会合同7月13日に第2回会合同12月21日に第3回会合平成29年4月27日に第4回会合同7月26日に第5回会合を開催


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