報道発表

持続可能な開発目標(SDGs)実施に向けた岸外務大臣科学技術顧問による提言の提出

平成29年5月12日
持続可能な開発目標(SDGs)実施に向けた岸外務大臣科学技術顧問による提言の提出1
持続可能な開発目標(SDGs)実施に向けた岸外務大臣科学技術顧問による提言の提出2

1 本12日,岸輝雄外務大臣科学技術顧問(外務省参与)は,岸田文雄外務大臣に対し,「未来への提言(科学技術イノベーションの「橋を架ける力」でグローバル課題の解決を:SDGs実施に向けた科学技術外交の4つのアクション)」提言の要旨(日本語)(PDF)別ウィンドウで開く提言の要旨(英語)(PDF)別ウィンドウで開く提言(日本語)(PDF)別ウィンドウで開く提言(英語)(PDF)別ウィンドウで開く)を提出しました(木原誠二衆議院議員(前外務副大臣)及び科学技術外交推進会議委員が同席)。この提言は,科学技術外交推進会議(座長:岸科学技術顧問)において討議の上,とりまとめられたものです。

2 岸田大臣から,科学技術外交推進会議の貢献に謝意を述べた上で,本年7月の国連経済社会理事会でのハイレベル政治フォーラムの機会を始めとして,頂いた提言を参考にして,日本の強みである科学技術・イノベーションを活かしつつ,経済,社会,環境の3側面にわたる課題解決を通じたSDGs実施に向け,国連等での議論をリードしたい旨述べました。

(参考1)未来への提言(科学技術イノベーションの「橋を架ける力」でグローバル課題の解決を:SDGs実施に向けた科学技術外交の4つのアクション)の概要
 平成27年9月に国連で採択されたSDGsの実施に向け,日本が今後の国際協力において,科学技術・イノベーション(STI)を通じてどう貢献すべきかについて,科学技術外交推進会議での討議を通じとりまとめたもの。政府のSDGs実施指針別ウィンドウで開くも踏まえつつ,(1)イノベーションを通じて「変える,変わる」未来像を提示し,(2)地球規模の科学的データを用いながら課題を「捉えて,解き」,(3)そのために異なるセクターや国・地域を「結び,つなげ」,(4)取組を支える人材を「育てる」という4つのアクションを柱として,日本外交は,STIを通じて世界におけるSDGsの実施を積極的に先導する役割を果たすべきである旨提言している。

(参考2)外務大臣科学技術顧問(外務省参与)
 平成27年9月に初の顧問として,岸輝雄東京大学名誉教授が任命され,現在まで各種活動を実施中。外務大臣科学技術顧問は,外務大臣の活動を科学技術面でサポートし,各国の科学技術顧問・科学技術分野の関係者との連携強化を図りながら,各種外交政策の企画・立案における科学技術の活用について外務大臣及び関係部局に対し助言を行う。

(参考3)科学技術外交推進会議
 科学技術の各種分野における専門的な知見を外務大臣科学技術顧問の下に集め,我が国のトップ外交やハイレベル国際会議を含む各種外交政策の企画・立案過程に活用する「科学技術外交アドバイザリー・ネットワーク」の一環として,平成27年12月に外務大臣により委嘱を受けた科学技術外交の関連分野における学識経験者17名から構成される会議。昨年2月3日に第1回会合7月13日に第2回会合12月21日に第3回会合本年4月27日に第4回会合を開催


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