外交史料館
外務省外交史料館 特別展示
日本とブラジルの120年
日本とブラジルは1895(明治28)年11月5日、「日伯修好通商航海条約」調印により外交関係を樹立しました。2015年は120周年の節目の年に当たります。日本とブラジルの長きにわたる伝統的な友好関係は、両国民間の交流と絆によって力強く支えられています。
2014年8月、日本・ブラジル首脳会談で安倍晋三総理大臣とルセーフ(H. E. Ms. Dilma Vana Rousseff)大統領は、外交関係樹立120周年を迎えることを契機に、両国関係をさらに強化・深化するため、記念行事を実施することを確認しました。これを受けて、日ブラジル外交関係樹立120周年を記念する行事が様々な形で実行されています。
外交史料館では、この機会に近現代における両国の交流の歴史をたどり、どのように両国が友好関係を構築したのかをテーマに、当館所蔵史料によって現在の友好関係の源泉をひも解いていく特別展示「日本とブラジルの120年」を開催します。
2015年をお互いの理解を一層深める年として、様々な分野で、日本とブラジルの交流がさらに促進され活発化していく一助になれば幸いです。
展示概説と主な展示史料解説
(注)各テーマをクリックすると、展示の概説と主な展示史料の解説が表示されます。
「日本国及伯剌西爾合衆国間修好通商航海条約」
日本とブラジルの交流のはじまりとなった1895(明治28)年の「日伯修好通商航海条約」について紹介します。
I 「伯剌西爾」(ブラジル)との出会い
外交関係が成立する以前のブラジルとの関係を紹介します。
II 日伯修好通商条約調印
日本とブラジルの外交関係のはじまりについて紹介します。
III 笠戸丸と初期移民
日本からの第一回移民が移民船笠戸丸に乗ってブラジルへ渡る経緯や現地での調査報告を紹介します。
IV ブラジル独立百年祭
1922(大正11)年9月に行われたブラジル独立百年祭に日本が参加した経緯について紹介します。
V 移民社会の発展
1933(昭和8)年に、ブラジル移民開始から25年の節目で開催された記念式典の様子などを紹介します。
VI 経済・文化交流
日本とブラジルの関係を一層促進させるために経済使節団が交換されたことや文化協定が結ばれたことについて紹介します。
VII 戦後の交流
第二次世界大戦後、日本とブラジルの間に結ばれた移植民協定に至る経緯について紹介します。
近年の交流
近年におけるさまざまな日本・ブラジル交流を紹介します。
展示史料解説(PDF)
- 場所:外務省外交史料館別館展示室(地図)
- 開催期間:平成27年10月13日(火曜日)~平成28年3月31日(木曜日)
- 開館時間:10時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日を除く)
- 入場無料