欧州

令和3年9月30日

 ASEMのロゴは、ASEM第5回外相会合(平成15年7月、バリ島(インドネシア))にて決定されました。アジアの筆使いと簡略化されたローマ字E、そして赤と青の組み合わせにより、異なる文化を持つアジアと欧州が歩み寄り、協力を行うASEMがシンボル化されています。

アジア欧州会合(ASEM)設立20周年:「ASEMの日」

アジア欧州会合(ASEM)とは

 アジア欧州会合(ASEM:Asia-Europe Meeting)は、アジア側参加メンバー(21か国と1機関)、欧州側参加メンバー(30か国と1機関)の合計51か国と2機関によって構成されています。
 ASEMでは、相互尊重と平等の精神に基づき、アジア・欧州両地域の協力関係を強化することを目的として、政治、経済、社会・文化等を3つの柱として、様々な活動を行っています。

日本の取組

 ASEMでは、アジアと欧州がグローバルな課題に共に対応するためのパートナーとして、対話と具体的な協力をさらに進展させることができます。これにより、我が国としても、既存の枠組みにおける取組みを補完することができます。
 日本がアジアと欧州との間の調整に積極的な役割を果たすことで、ASEMをアジアと欧州の相互の関心と理解を深める場とすると共に、アジア側参加各国間の協力関係を強化し、アジア地域での開かれた地域主義の実現にも貢献することができます。

アジア欧州財団(ASEF)設立20周年

(1)ASEFとは

 ASEFは、シンガポールに事務局を置き、ASEMメンバー国であるアジア21か国・1機関、欧州30か国・1機関が拠出金を出し合って運営しています。ASEMの3本柱の1つである社会・文化分野の活動を担うASEFは、ASEMに遅れること1年、2017年に設立20周年を迎えました。ASEFは、アジアと欧州の交流を深めるため、大学やシンクタンク等とセミナーやシンポジウム等を通じた知的交流を実施したり、芸術家グループと組んで写真コンテストの開催や伝統芸能等を紹介し合う文化交流を行っています。また、学生や新社会人といった若者同士の人的交流活動も盛んに行っています。このように、ASEFは、市民社会の方々が主役となって、知的好奇心を満たす場を提供する機関です。

(2)主な活動

 ASEFは、例えば、世界経済の将来について経済の専門家らが議論を交わす経済フォーラム、地震や台風等の大規模災害発生時における報道のあり方を専門家やジャーナリストが意見交換するシンポジウム、また、アジア・欧州の学生が一堂に会して異なる文化を共有し合うASEF夏期大学プログラム等、多岐に亘る市民参加型のイベントを行っています。ASEFの具体的な活動例は、以下のとおりです。

動画リンク

(3)日本の貢献

 日本は、将来を担う若者プログラムを支援しています。少子高齢化に伴い、労働人口の急速な減少が見込まれる中、経済成長を継続するためには、将来を担う全ての若者が意欲を持ち、能力を発揮しながら働くことのできる社会をつくることが必要です。そのため、日本はこれまで、将来のリーダーになり得る学生や若手社会人の交流の重要性を強く認識し、若者交流の促進に力を入れてきました。近年では、2014年ミラノASEM首脳会合のサイドイベントとして学生がASEM首脳会合を模して議論や意見交換を行う「模擬ASEM」の開催を支援しました。また、2015年には、ルクセンブルクASEM外相会合と並行して開催された「ASEFヤング・リーダーズ・サミット」にスピーカーを派遣し、若い人材の起業意欲を高める講演を実施しました。
 日本は、ASEMとASEFの将来を考えた場合、こうした若者の活動及び交流が果たす役割は大きいと考えています。

(4)日本が取り組んでいる保健事業

 日本が積極的にASEFに対し協力を行っているものの1つに、新型インフルエンザ対策事業があります。アジア地域において新型インフルエンザの発生リスクが高まっていたことを受け、2008年に本事業の開始を発表しました。新型インフルエンザ・パンデミック発生時に迅速に対応できるよう、政府と民間の医療スタッフとのリスク・コミュニケーションに関するセミナーやシンポジウムを行っております。国境を越えた人的交流が促進されると、感染症の拡散といった副作用を生じるおそれがあります。日本は、パンデミック対策も人的交流を後押しする上で重要との認識のもと、本事業を実施しています。

(5)その他

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