オーストラリア連邦

日豪首脳会談

平成30年11月16日

英語版 (English)

 豪州を訪問中の安倍総理は,11月16日(金曜日)午後3時40分(日本時間午後3時10分)から約1時間40分間,モリソン豪首相と会談したところ,概要は以下のとおりです。なお,冒頭15分間は,両首脳と通訳のみの会談が行われ,その後全体会合が行われました。

1 冒頭

(1)安倍総理から,直前に行われた戦没者慰霊碑訪問に触れつつ,全ての戦没者に哀悼の誠を捧げ平和への誓いを新たにした,本日の会談で日豪の「特別な戦略的パートナーシップ」を更に深化させるための具体的方策について話し合いたい旨述べました。

(2)これに対し,モリソン首相から,御訪問を歓迎する,安倍総理は地域の平和と繁栄に常にリーダーシップを発揮されている,安倍総理とともに特別な関係を更に発展させていきたい,先程の慰霊碑訪問では,真心のこもった哀悼の念を表明して頂いたことに感謝する旨述べました。

2 経済

(1)安倍総理から,TPP11別ウィンドウで開くの年内発効やRCEPの早期妥結,WTO改革等に言及し,両首脳は自由で開かれたルールに基づく多角的貿易体制の維持・強化に協力していくことで一致しました。

(2)また,両首脳は,イクシスLNGプロジェクトの操業開始を歓迎するとともに,褐炭水素プロジェクトや準天頂衛星システムを活用した各種プロジェクト(農機の自動走行等)を含む日豪イノベーション協力や,農業・水産業,医療等,様々な分野で,日豪間の具体的な協力が進展していることを高く評価し,連携を一層促進することで一致しました。

(3)さらに,両首脳は,捕鯨について,双方の立場を説明しました。

3 安全保障

(1)両首脳は,両国が「自由で開かれたインド太平洋(PDF)別ウィンドウで開く」のビジョンを共有していることを確認し,地域の安定と繁栄のために連携していくことで一致しました。また,日豪米日豪印日豪米印の三か国及び四か国の協力を強化していくことで一致しました。

(2)また,両首脳は,二国間の安全保障・防衛協力につき,10月に行われた日豪「2+2」の結果を踏まえ,訓練,能力構築支援,防衛装備・技術分野等での協力を深化させていくことを確認しました。

(3)両首脳は,日豪間の共同運用と訓練を円滑化すべく,行政的,政策的及び法的手続を改善する相互訪問に関する協定につき,交渉の大幅な進展を歓迎した上で,来年早期の交渉妥結に向けてしっかりと議論していくことで一致しました。

(4)さらに,両首脳は,海上保安庁の巡視船えちごのダーウィン寄港や日豪海上保安当局間の協力文書に触れつつ,海上保安分野での協力強化を確認しました。

4 地域情勢

(1)両首脳は,北朝鮮情勢に関し,全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な,検証可能な,かつ,不可逆的な廃棄の実現に向けた連携を確認し,国連安保理決議の完全な履行の重要性につき一致しました。さらに,安倍総理から,「瀬取り」対処のための豪による航空機・艦船の派遣に対する謝意を伝えるとともに,「瀬取り」への対処を含め,日豪で引き続き協力していくことを確認しました。また,安倍総理から,拉致問題の早期解決に向けて理解と協力を得たい旨述べ,モリソン首相の支持を得ました。

(2)また,両首脳は,東南アジアや太平洋島嶼国地域の情勢についても議論を行い,海洋安全保障の能力構築支援や連結性強化等の分野で両国間の具体的協力を推進していくことで一致しました。

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    ラグビー代表ユニフォームを交換する両首脳
    (写真提供:内閣広報室)
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    ラグビー代表ユニフォームを交換する両首脳
    (写真提供:内閣広報室)
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    共同記者発表
    (写真提供:内閣広報室)
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    共同記者発表
    (写真提供:内閣広報室)

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