アジア

平成29年2月7日

5. 世界各国の古地図調査

日本海が国際的に確立した唯一の名称であることは、外務省が行った世界各国の古地図調査でも明らかです。

 外務省の調査の結果、18世紀までの欧米の地図では、日本海のほか、「朝鮮海(Sea of Korea)」、「東洋海(Oriental Sea)」、「中国海(Sea of China)」等、様々な名称が使用されていましたが、19世紀初頭以降、日本海の名称が他を圧倒して使われるようになった事実が確認されています。


(「坤輿(こんよ)万国全図」マテオ・リッチ 1602 年 北京。 東北大学付属図書館所蔵)

(1)大英博物館及びケンブリッジ大学調査結果

(2)仏国立図書館調査結果

(3)米議会図書館調査結果

(4)ロシアにおける調査

(5)ドイツにおける調査

これまで外務省の行った古地図調査(注)結果

(19世紀に作成された古地図における当海域の名称の使用比率)

米議会図書館の円グラフ:日本海:87%、朝鮮海:8%、東洋海:0%、東海:0%、その他:5%
調査期間:2004年12月~2005年3月
調査地図数:1213枚
大英図書館及びケンブリッジ大学の円グラフ:日本海:86%、朝鮮海:14%、東洋海:0%、東海:0%、その他:0%
調査期間:2002年12月~2003年6月
調査地図数:58枚
仏国立図書館の円グラフ:日本海:95%、朝鮮海:3%、東洋海:0%、東海:0%、その他:2%
調査期間:2003年10月2004年~1月
調査地図数:215枚
  • 赤日本海
  • 黄色朝鮮海
  • 緑東洋海
  • 茶色東海
  • 抹茶色その他

(注)調査地図は、日本海海域に何らかの名称が記載されているものを対象。

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