アメリカ合衆国

平成30年4月30日
日米外相会談1
日米外相会談2
日米外相会談3

 4月30日14時10分(現地時間同日8時10分)から約35分間,アンマンを訪問中の河野太郎外務大臣は,マイク・ポンペオ米国国務長官(Dr. Mike Pompeo,Secretary of State of the United States)と日米外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,河野大臣から,国務長官就任への祝意を述べ,今後,北朝鮮情勢を始めとする諸課題に密接に連携して取り組みたい旨述べました。

2 両外相は,27日に開催された南北首脳会談を核などの諸懸案の包括的な解決に向けた前向きな動きとして歓迎しつつ,来る米朝首脳会談への対応を含む北朝鮮問題に係る今後の方針について綿密なすり合わせを行いました。

3 両外相は,北朝鮮が全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な,検証可能な,かつ,不可逆的な廃棄に向けた具体的な行動をとることが重要であり,最大限の圧力を維持しなければならないとの認識で一致しました。

4 また,先般の安倍総理の訪米の際,米朝首脳会談において拉致問題を取り上げることで合意したことを踏まえ,引き続き拉致問題の解決に向けて日米で協力していくことで一致しました。

5 ポンペオ長官から,北朝鮮船舶による違法な船舶間の物資の積替え(いわゆる「瀬取り」)に対する日本の取組を賞賛する発言があり,両外相は,日米で連携してこの取組を進めていくことで一致しました。

6 更に,引き続き,米朝首脳会談等を通じ,北朝鮮から具体的な行動を引き出すべく,日米韓三か国が緊密に連携していくことが重要であることを確認しました。

7 また,河野大臣から,29日に開催された「平和と繁栄の回廊」構想に関する閣僚級会合の概要について説明を行うともに,両者は,中東和平イランについても意見交換を行いました。


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