中東
「平和と繁栄の回廊」構想第6回四者閣僚級会合の開催
平成30年4月29日
29日19時45分(現地時間。日本時間30日未明)から約75分間,ヨルダンを訪問中の河野太郎外務大臣は,我が国が主導する「平和と繁栄の回廊」構想第6回四者閣僚級会合を主催したところ,概要は以下のとおりです。
1 本会合には,ファーフーリー・ヨルダン計画・国際協力大臣(Mr. Imad N. Fakhoury, Minister of Planning and International Cooperation of Jordan),コーヘン・イスラエル経済産業大臣(Mr. Eliyahu Cohen, Minister of Economy and Industry of Israel),マーリキー・パレスチナ外務庁長官(Dr. Riad Malki, Minister of Foreign Affairs and Expatriate of Palestine)が出席し,河野大臣が議長を務めました。
2 本会合では,地域協力によりパレスチナの経済発展を促す「平和と繁栄の回廊」構想について,四者の閣僚が改めて旗艦事業であるジェリコ農産加工団地(JAIP)の進展を歓迎しました。
3 会合では主にJAIPとアレンビー/キングフセイン橋間の物流環境の整備と発展を中心に議論が行われ,河野大臣からは,ICT分野の導入や物流改善を主眼とした「平和と繁栄の回廊」構想のグレードアップについて説明しました。
4 四者は「平和と繁栄の回廊」のイニシアティブがパレスチナの経済発展及びヨルダン渓谷における繁栄にとって重要なものであるという認識を改めて共有しました。
5 会合は,前向きな雰囲気の中で行われ,参加者からは,日本のイニシアティブに高い評価と感謝の言葉が表明されました。