パレスチナ
河野外務大臣のジェリコ農産加工団地(JAIP)訪問
平成29年12月26日
本26日,10時40分(現地時間。日本時間26日17時40分)から約70分間,パレスチナを訪問中の河野太郎外務大臣は,我が国が主導する「平和と繁栄の回廊」構想の旗艦事業である「ジェリコ農産加工団地(JAIP)」を訪問したところ,概要は以下のとおりです。
1 河野大臣は,パレスチナ側から,現在37社のテナントが入居契約を済ませ,うち8社が稼働しているJAIPの現状について説明を受けました。
2 その後,JAIPフェーズ2のキックオフを記念する式典が行われ,パレスチナ側からハムダッラー首相,オウデ経済庁長官を始めとしたパレスチナ自治政府要人,地元ジェリコ市長,現地企業等100名以上が参加しました。
3 同式典において,河野大臣はスピーチ(日本語(PDF)/英語(PDF))を行い,「平和と繁栄の回廊」構想のグレードアップを宣言し,ICT分野や,物流円滑化等への支援に取り組んでいくとともに,JAIPへの750万ドルの支援を含む,約4000万ドルの新たなパレスチナ支援を実施していく考えを明らかにしました。
4 続いて,ハムダッラー首相がスピーチを行い,JAIPはパレスチナの持続的かつ強固な経済成長につながるものであり,これまでの日本の支援に対する高い評価と深い謝意を表明しました。また,今後,日本と協力して,行政手続を簡素化し,投資を奨励し,新たな投資の機会を創生していく旨述べました。
5 その後,河野大臣とハムダッラー首相は,JAIPフェーズ2の着手を記念した定礎の除幕を行いました。
6 最後に,河野大臣は,JAIP稼働第一号企業であるパロレア社を視察しました。