エジプト・アラブ共和国

平成31年2月15日
日・エジプト外相会談1
日・エジプト外相会談2

 現地時間2月15日午後2時(日本時間午後10時)から約40分間,ミュンヘン安全保障会議に出席するためにドイツ・ミュンヘンを訪問中の河野太郎外務大臣は,サーメハ・シュクリ・エジプト・アラブ共和国外務大臣(H.E. Mr. Sameh Shoukry, Foreign Minister of Arab Republic of Egypt)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,河野大臣から,再会を喜ばしく思う,昨年10月の外相間戦略対話は有益であった,昨年の西日本豪雨の関連でエルシーシ大統領のイニシアチブで被災県の高校生他27名を貴国に御招待いただいたことに感謝する,G20大阪サミット及びTICAD7にエルシーシ大統領が出席されることを期待している旨述べました。

2 これに対し,シュクリ大臣から,近年日エジプト関係が様々な分野で発展していることを喜ばしく思う,エルシーシ大統領は日本及び安倍総理に対し高い敬意を払っており両国間の協力をさらに進めていきたい,これまで日本がエジプトに対し行ってきた支援に感謝している,両国関係の現状には満足している旨の発言がありました。

3 その後,両大臣は,エジプト・日本教育パートナーシップに基づく日本式教育にかかる協力大エジプト博物館に関する協力などの進展を歓迎し,さらに進めていくことを確認しました。また,TICAD7に関し,河野大臣はAU議長国であるエジプトの役割を重視している旨述べ,両外相は,TICAD7の成功に向けて緊密に協力していくことを確認しました。また,河野大臣から,多国籍部隊・監視団(MFO)からの要請を受け,MFO司令部要員として自衛官若干名の派遣の可能性について検討している旨説明したのに対し,シュクリ大臣は,日本が要員派遣の検討を開始したことを歓迎する,MFOは地域の安定にとって重要かつ象徴的な役割を果たしている,日本の貢献はMFOの役割を促進するものである旨述べました。

4 さらに,両大臣は,中東和平やシリア情勢を含む中東情勢,北朝鮮情勢,国際場裏での協力等について議論しました。


エジプト・アラブ共和国へ戻る