国連外交

令和6年8月21日

世界観光機関(UN Tourism)とは

 持続可能な責任ある観光の促進を責務とする国連専門機関です。1975年に発足し、2003年に国連専門機関となりました(2024年1月に略称をUNWTOからUN Tourismに変更)。経済的発展、国際間の理解、平和及び繁栄に寄与するため、また、人種、性、言語または宗教による差別なく、全ての者のために人権及び基本的自由を普遍的に尊重し、遵守することに寄与するため、観光を振興し及び発展させることを目的としています。

加盟国等

 加盟国:160か国・地域、準加盟地域:6地域、オブザーバー:2、賛助加盟員:500以上

(令和6年1月時点)

日UN Tourism関係

 我が国は、UN Tourism執行理事国に、平成27年に就任し、現在3期目です(2015年~2019年、2019年~2023年、2023年~2027年)。また、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン及び中国と共に加盟国中最多の分担金を拠出しています。
 なお、UN Tourism最初の地域事務所として、アジア太平洋センター(駐日事務所)が奈良に設置されています。

UN Tourism総会

 総会は2年に1回開催されるUN Tourismの最高機関であり、全加盟国の代表によって構成されています。

UN Tourism執行理事会

 執行理事会は少なくとも年に2回開催され、5つの加盟国につき1つの加盟国の割合で総会が選出する加盟国及び本部所在国のスペインにより構成されています。

UN Tourism事務局

 UN Tourism事務局は、スペインのマドリードに本部が所在しています。令和6年6月時点での正規職員総数は85名であり、ジョージア出身のズラブ・ポロリカシュビリ氏が事務局長を務めています。

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