国連外交

平成28年9月20日
潘基文国連事務総長と握手する安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)

 9月20日,17時20分から約25分間,安倍晋三総理大臣は,潘基文国連事務総長との会談を行ったところ,概要以下のとおり。

1 潘事務総長から,北朝鮮の核問題については安保理メンバーである日本と緊密に連携していきたい旨述べた。これに対し,安倍総理から,北朝鮮の核及びミサイルは新たな段階の脅威であり,国際社会は従来と異なる対応をすべきであり,潘事務総長には累次の安保理決議の国際社会による厳格な履行につき,リーダーシップを発揮することを求めたい旨述べた。

2 また,安倍総理から,「難民及び移民に関する国連サミット」の成功を歓迎し,G7サミットで表明した日本の貢献策(PDF)別ウィンドウで開くを国連と共に着実に実施したい旨述べた。また,山本国連アフガニスタン支援ミッション代表への任命を歓迎し,アフガニスタン情勢は引き続き予断を許さず,国連と手を携えてUNAMAの活動を支援していきたい旨述べた。また,「積極的平和主義」を具体的に実践すべく,日本は,本年「平和安全法制」を施行しており,PKOや後方支援等を通じ安全保障分野での一層の国際貢献が可能となる旨説明した。これに対し,潘事務総長から,山本国連アフガニスタン支援ミッション代表について,活躍を頂いており,共に協力していきたい旨の発言があった。

3 最後に,潘事務総長から,パリ協定について可及的速やかに日本が締結することを期待している旨述べた。これに対し,安倍総理から,迅速な締結に向け全力を尽くしていきたい旨述べた。


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