国連外交
安倍晋三内閣総理大臣と潘基文国連事務総長との会談
平成27年3月14日


本14日10時から約25分間,安倍晋三内閣総理大臣は,潘基文国連事務総長と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 安倍総理大臣から潘基文事務総長に対し,震災から復興しつつある仙台で再会でき大変嬉しい,緊密に協力してこの重要な国連防災世界会議を成功させたい旨発言するとともに,今年は国連創設70周年の節目であり,軍縮,開発,気候変動分野等でも重要な会議が予定されている,潘事務総長と緊密に協力していきたい,3月16日に予定される国連創設70周年記念シンポジウムでは,日本と国連が一緒に歩んできた道のりを潘事務総長と共に祝いたい旨述べました。
2 これに対し,潘事務総長は,防災分野における日本のイニシアティブに謝意が表明されるとともに,国連創設70周年という重要な年に日本との協力をより一層強化していきたい旨述べました。
3 また,安倍総理大臣から,安保理改革について,国連創設70周年という節目の年に安保理改革についても具体的成果を出すことが極めて重要である旨表明し,ポスト2015年開発アジェンダについて,その策定に向け,日本も積極的な役割を果たす決意を表明し,今後も引き続き協力していくことで一致しました。
4 加えて,気候変動問題について,安倍総理大臣から,日本は,COP21でのすべての国が参加する公平かつ実効的な枠組みの採択に向けて貢献する旨述べ,潘事務総長からは,日本のこれまでの支援に謝意が表明されました。
5 そのほか,会談では,テロ対策,シリア,イラクなどについて意見交換が行われ,双方は今後も協力を続けていくことで一致しました。