ラオス人民民主共和国

日・ラオス首脳会談

平成28年9月6日

英語版 (English)

 本6日午後7時13分(現地時間)から約40分間,ラオスを公式訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,首相府においてトンルン・シースリット首相(H.E. Dr. Thongloun Sisoulith, Prime Minister of the Lao People’s Democratic Republic)と日・ラオス首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお,会談に先立ち歓迎式典が,また,会談後に共同記者発表が行われました。

1 冒頭発言

 冒頭,トンルン首相から,安倍総理の公式訪問を歓迎する,総理となられて2回目のラオス訪問はラオス重視の現れ,G7サミットアウトリーチ会合で自分が要請した案件が実施されていることを大変嬉しく思う旨述べました。
 これに対し,安倍総理からは,G7サミット・アウトリーチ会合以来の再会を嬉しく思う,再び美しいラオスを再度訪問できて嬉しい旨述べました。さらに,トンルン首相が就任直後から財政規律の強化や森林の違法伐採禁止等に全力で取り組んでいることを高く評価する,トンルン首相の卓越した指導力の下,一連の会合の成功を祈念する旨述べました。さらに,安倍総理からは,本6日,ラオスの目指す将来像とその実現に向けた両国間の協力の方向性を示す「日ラオス開発協力共同計画」を発表できることは喜ばしい,同計画の具体的取組を通じて,ラオスの国家経済社会開発5か年計画の実現に貢献したい旨述べました。

2 二国間関係等

 トンルン首相から,日本のODAはラオスにおいて重要な役割を果たしており,ラオスの社会経済の発展に寄与している,名古屋での会談で要請したノンプロ無償,及びマクロ経済支援のための財政分野専門家の派遣のための特別調査団派遣で実務レベルの協力が進んでいることを嬉しく思う。また,人材育成分野で5億円以上の支援をいただいており,専門家,青年海外協力隊は重要な役割を果たしている,日本からの若い青年海外協力隊は自分も表敬を受けており,自分からは激励している旨述べました。さらに,日本からの直接投資は増加傾向にある,日本からの投資が増えれば相乗効果で他国からの投資も促進される,そのための法改正も行っている旨述べました。
 これに対し,安倍総理から,青年海外協力隊への評価に感謝,5月の会談でトンルン首相から要請のあった,(1)経済社会開発支援,(2)財政分野の専門家派遣について,経済社会開発支援として5億円の供与を決定したこと,財政安定化のために専門家からなる調査を実施したことを伝えました。さらに,日本企業の技術を活かしたセカタム水力発電事業に対して,ラオスの電力セクター分野の発展に寄与するものであり,本件の早期実現を期待する旨述べました。日本からの投資については,日本の企業が増えている,特に中小企業が増えていることを嬉しく思う,日本企業の投資環境整備に対し,トンルン首相の指導力を期待。その他,RCEP交渉の推進に取り組みたい,本年11月の日ASEAN防衛大臣会合に向けてラオス側の協力を求めたいといったことも伝達しました。

3 地域・国際場裡における協力

 続けて,双方は,地域・国際場裡における協力についても意見交換を行いました。南シナ海をめぐる問題については,法の支配の重要性について意見交換を行い,紛争の平和的解決に向け,協力関係を強化していくことを確認しました。また,安倍総理より,北朝鮮の問題については,相次ぐ挑発行動に対し,安保理決議(PDF)別ウィンドウで開くの厳格な履行等を通じ,圧力を強化すべき旨伝えました。さらに,拉致問題の早期解決に全力を尽くす決意は不変である旨述べました。
 これに対し,トンルン首相より南シナ海の安定と非軍事化を望んでいる,北朝鮮は重要な問題であり,平和の実現が必要で軍事化のエスカレーションには反対、そうした考えは声明に盛り込まれてきている旨応じました。

4 結語

 最後に,安倍総理からトンルン首相に対して,議長としての苦労に理解を示しつつ,トンルン首相を全力で支える旨述べ,トンルン首相からも日本と緊密に連携していきたい旨述べ,会談を了しました。


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