安倍総理大臣
安倍総理大臣のカンボジア及びラオス公式訪問(概要と評価)
平成25年11月17日


11月16日(土曜日)~17日(日曜日)、安倍晋三内閣総理大臣は、カンボジア及びラオスを公式訪問したところ、概要と評価は以下のとおり。
1 主要日程(主要行事概要はこちらを、首脳会談についてはこちらをご覧ください)
カンボジア(16日) 邦人慰霊碑等献花(故高田晴行警視、故中田厚仁氏及び故石山幸基記者)、フン・セン首相との首脳会談・晩餐会、署名式立会い、共同記者発表、シハモニ国王陛下拝謁、医療関連セミナーでの挨拶、国立母子保健センター視察
ラオス(17日) トンシン首相との首脳会談・午餐会、署名式立会い、共同記者発表、チュンマリー国家主席との会談、内外記者会見
2 主な成果
カンボジア
- 共同声明(首脳会談の主な成果を纏めたもの)
- PKO分野の能力構築支援に関する協定署名
- 保健医療分野の覚書署名
ラオス
- 共同声明(首脳会談の主な成果を纏めたもの)
- 保健医療分野の覚書署名
3 評価
- 両国とも、多国間会談の機会を除き、13年振りの総理訪問。加えて安倍総理の年内ASEAN歴訪が完結し、12月の日ASEAN特別首脳会議・日メコン首脳会議に向け大きな弾みとなった。
- カンボジア和平をはじめとしてこの地域の平和と安定に貢献してきた日本の平和国家としての歩みが改めて評価され、我が国の「積極的平和主義」に対し両国から支持を得た。
- 2015年のASEAN共同体発足を控え、地域の連結性強化に向けた協力を確認するとともに、民間投資の促進を図ることで一致。また、カンボジアでの我が国海外初の救急救命センター設立が官民一体で進められることとなり、我が国の国際保健外交戦略上も重要なステップとなった。
- 各分野の協力の基礎となる人的交流面で、相互査証緩和、直行便開設に向けた航空協定締結の検討を行っていくこととなり、両国間の観光促進の観点からも有益な動きとなった。
- 地域・国際社会での協力につき、海洋、朝鮮半島、国連改革等で多くの共通認識を得たほか、フィリピンの台風被害を受けた災害協力促進についても一致した。