報道発表

第7回日英外相戦略対話(結果)

平成30年9月18日

  • 第7回日英外相戦略対話(結果)1
  • 第7回日英外相戦略対話(結果)2
  • 第7回日英外相戦略対話(結果)3
  1.  本18日,午後6時35分から約90分間,河野太郎外務大臣は,訪日中のジェレミー・ハント英国外務・英連邦大臣(The Rt Hon Jeremy Hunt MP, Secretary of State for Foreign and Commonwealth Affairs of the United Kingdom)と協議及びワーキング・ディナー形式で第7回日英外相戦略対話を行ったところ,概要は以下のとおりです。

    1 冒頭

    (1)河野大臣から,昨年8月のメイ首相訪日後,日英関係は大きく進展し,「次の段階」に入ってきている,英政府きっての知日派であるハント大臣との間で,日英の緊密なパートナーシップをより一層深化させていくことを楽しみにしている旨述べました。

    (2)これに対しハント大臣から,以前日本に住んでいたことがある者として,外務・英連邦大臣として再度訪日することができ光栄に思う,基本的価値を共有する戦略的パートナーである日英の関係を「次の段階」に引き上げるために,日英で緊密に協力していきたい旨述べました。

    (3)また,河野大臣から,先週のジャパン・ハウス ロンドンのグランドオープニングに英国王室からケンブリッジ公爵殿下(ウィリアム王子)の御臨席を賜ったことは光栄であり,昨年首脳間一致(PDF)別ウィンドウで開くした日英文化季間の実施に向けて,日英間の交流が進展していることは喜ばしい,ラグビー・ワールドカップや東京オリンピック・パラリンピックを始めとするスポーツ面での交流促進も期待する旨述べました。

    2 二国間関係

    (1)両大臣は,ルールに基づく国際秩序の維持・強化に向けて,日英が指導力を発揮していくことで一致しました。また,自由で開かれたインド太平洋別ウィンドウで開くを共に維持していくとのビジョンを共有していることを確認しました。

    (2)河野大臣から,昨年12月の日英「2+2」以降,英海軍艦船の北東アジアへの派遣や北朝鮮「瀬取り」対策,我が国自衛隊との共同訓練実施などの具体的協力が進展しているなど,英国のインド太平洋地域への更なるプレゼンスを歓迎する旨述べました。

    (3)ハント大臣から,英国は太平洋島嶼国地域に公館を新設するなど,同地域におけるプレゼンスの向上に努めている旨述べました。

    3 英国のEU離脱

    (1)河野大臣から,英国政府が7月に発表した新交渉方針を受け,英EU間の交渉の進展を期待するとともに,予測可能性・透明性確保への配慮や,移行期間設置による法的安定性確保が不可欠である旨述べ,日系企業の声にも引き続き耳を傾けていただきたい旨述べました。

    (2)これに対しハント大臣から,英国にとり日系企業は重要であり,日系企業の声に注意深く耳を傾けていく,良い結果が得られるようEUとの交渉に引き続き取り組む旨述べました。

    4 地域情勢

    (1)北朝鮮情勢については,国際社会による安保理決議の完全な履行を確保することの重要性を改めて確認しました。特に「瀬取り」対策は喫緊の課題であり,引き続き連携していくことで一致しました。また,拉致問題の早期解決について,ハント大臣の理解と支持を得ました。

    (2)東シナ海・南シナ海情勢について,両大臣は法の支配に基づく国際秩序の維持のため,引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

    (3)このほか,ロシアミャンマー,中東情勢等について意見交換を行いました。

    [参考1]ジャパン・ハウス ロンドン別ウィンドウで開くのグランドオープニング
     9月13日に,ケンブリッジ公爵殿下(ウィリアム王子)の御臨席の下,グランド・オープニングを実施。日本からは麻生副総理(日英友好議連会長)が出席した。

    [参考2]日英文化季間
     「日英文化季間2019-2020」として,2019年ラグビー・ワールドカップと2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を橋渡しする形で,英国において「日本文化季間」を開催。これは2017年8月,日英首脳間で合意されたもの。
     「英国における日本文化季間」では,文化・芸術分野の交流,医療・科学技術・産業分野等におけるイノベーションや先端技術まで,今日の日本が有する多面的な魅力を伝え,また,地域や草の根でこれまで行われてきた手作りの活動を更に促進し,長期的に両国間に残るレガシーを創ることを目指している。


このページのトップへ戻る
報道発表へ戻る