報道発表
日・モルディブ外相会談
平成30年6月15日


本15日,午前11時30分から約1時間,河野太郎外務大臣は訪日中のモハメド・アーシム・モルディブ共和国外務大臣(H.E. Dr. Mohamed Asim, Minister of Foreign Affairs, the Republic of Maldives)と会談し,二国間関係,地域情勢などについて意見交換を行ったところ,概要は以下のとおりです。 また,会談に先立ち,両大臣はモルディブに対する無償資金協力に関する交換公文に署名しました。
1 両大臣は昨年11月以来3度目となる日・モルディブ外相会談が両国関係の緊密さを表していると高く評価しつつ,前回(2018年1月)の外相会談においてその設立に合意した日・モルディブ政策対話の第一回目会合が開催されたことを歓迎しました。
2 両大臣は,環境・気候変動対策・防災,観光,医療などの分野において,引き続き二国間で協力していくことを強調しつつ,自由で開かれたインド太平洋戦略の下で海洋安全保障分野における協力を強化していくことで一致しました。
3 両大臣は,北朝鮮問題に関して,米朝首脳会談の結果を踏まえ,北朝鮮の具体的行動を引き出す必要があり,いわゆる「瀬取り」等の制裁回避への対応を含め,安保理決議を引き続き厳格に履行していくことで一致しました。また拉致問題の早期解決に向けた協力についても確認しました。
4 両大臣はさらに,南アジア情勢について意見交換しつつ,モルディブの民主的発展が南アジア全体の平和と安定にとって重要であることについて一致しました。