報道発表

1　本15日，東京において開催された日・モルディブ外相会談に先立って，我が方河野太郎外務大臣と先方モハメド・アーシム・モルディブ共和国外務大臣（H.E. Dr. Mohamed Asim, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Maldives）との間で，3億円を供与額とする保健医療サービスの質及びアクセス改善のための支援に関する無償資金協力（経済社会開発計画）の書簡の交換が行われました。

2　モルディブは大小約1,190の環礁島から構成される小島嶼開発途上国で，その地理的特殊性から，保健医療サービスの質及びアクセスに制約があり，同国の持続的な経済成長の障壁となっています。

3　この協力は，我が国で製造された医療関連機材を供与することにより，同国の保健医療サービスの質及びアクセスの改善を図るものです。これにより，首都マレの拠点病院を含む医療施設のサービスが向上するとともに，救急車のない地域や，老朽化や故障により救急車の更新が必要な医療施設を中心に救急車が供与されることで，患者や妊婦の負担軽減等医療アクセスの改善が期待されます。