報道発表
日・モルディブ外相会談
平成29年11月17日
本17日,午前11時50分から約60分間,河野太郎外務大臣は,モハメド・アーシム・モルディブ共和国外務大臣(H.E. Dr. Mohamed Asim, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Maldives)と昼食を交えて会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 二国間関係
河野大臣から,本年は日本とモルディブの外交関係樹立50周年であり,アーシム外務大臣の初めての訪日を歓迎する,在モルディブ日本国大使館によるモルディブ人への査証発給第1号として訪日いただいた,これを契機として,気候変動対策分野での協力やスポーツ分野での交流を含め二国間関係を強化していきたい旨述べました。
これに対し,アーシム外務大臣から,これまでの日本の支援に対する謝意が表明されるとともに,外交関係樹立50周年を迎えた日本とモルディブの二国間関係の更なる発展,モルディブへの日本人観光客の増加や日本企業の投資拡大への期待が述べられました。
2 地域・国際情勢
河野大臣から,「自由で開かれたインド太平洋戦略」を説明し,インド洋の要衝に位置するモルディブとの間で防災分野や海上安全保障分野などで協力していきたい旨述べました。これに対し,アーシム外務大臣から,インド洋は戦略的に重要である,日本の取組を歓迎する,日本と緊密に協力していきたい旨述べました。
また,両外相は,北朝鮮について意見交換を行い,国連安保理決議の履行等の取組を通じた圧力強化が重要であるとの点で一致しました。