報道発表

第3回ユース非核特使フォーラムの開催(結果)

平成29年11月26日
第3回ユース非核特使フォーラム 第3回ユース非核特使フォーラム
第3回ユース非核特使フォーラム 第3回ユース非核特使フォーラム
フォーラム登壇者による広島平和記念公園慰霊碑での献花 フォーラム登壇者による広島平和記念公園慰霊碑での献花

1 本26日,外務省は,広島県・広島市の協力の下,日本及び海外のユース非核特使経験者等12名の出席を得て「第3回ユース非核特使フォーラム」を広島市で開催しました。

2 午前中には,被爆の実相プログラムが実施され,このフォーラム登壇者による広島平和記念公園慰霊碑の参拝や献花が行われた後,被爆者による被爆体験講話の聴講,広島平和記念資料館別ウィンドウで開く視察が行われました。

3 午後には,広島平和記念資料館メモリアルホールにて,湯崎英彦広島県知事,松井一實広島市長出席の下,広島東洋カープOBの長谷部稔氏による講演の後,ユース非核特使経験者及びCTBTユースによる活動発表とパネル・ディスカッションが行われました。パネル・ディスカッションでは,自国の核政策に対する考え,日本が果たしていくべき役割,ユース非核特使としての活動の原動力,自らの活動経験を踏まえ次世代へ伝えたいメッセージ等について意見が述べられました。

4 このフォーラム終了後,広島グランドプリンスホテルにおいて第3回ユース非核特使フォーラム出席者を含む国内外のユース非核特使経験者22名他による懇親会が開催され,岡本三成外務大臣政務官が出席しました。

[参考]ユース非核特使(概要)
(1)被爆者の高齢化が進む中で,被爆の実相の次世代への継承と活動の後押しを行うことを目指し,軍縮・不拡散分野で活発に活動する若い世代の人々に対して外務省として「ユース非核特使」の名称を付与するもの。2013年4月9日にオランダのハーグで開催された軍縮・不拡散イニシアティブ(NPDI)第6回外相会合において,岸田文雄外務大臣(当時)が「ユース非核特使」制度の立ち上げを発表し,これまでに23件246名に委嘱。

(2)なお,この制度の基となった「非核特使」は,各種の国際会議,原爆展やイベント等の様々な国際的な機会を通じて,自らの実体験に基づく被爆証言を実施する被爆者等に対し,外務省として,核兵器使用の惨禍の実相を広く国際社会に伝達し将来世代に継承していくことを内容とする業務に委嘱しているもの。2010年9月の第1号案件以降,現在までに計90件,延べ280名に対して「非核特使」を委嘱している。


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