報道発表

岡本外務大臣政務官主催による核軍縮の実質的な進展のための賢人会議歓迎夕食会

平成29年11月26日
岡本外務大臣政務官による挨拶 岡本外務大臣政務官による挨拶
賢人会議座長の白石座長による挨拶 賢人会議座長の白石座長による挨拶
賢人会議歓迎夕食会 賢人会議歓迎夕食会

1 本26日夕刻,広島グランドプリンスホテルにおいて岡本三成外務大臣政務官主催による核軍縮の実質的な進展のための賢人会議歓迎夕食会が開催されました。

2 夕食会冒頭,岡本政務官が河野太郎外務大臣挨拶を代読し,北朝鮮の核・ミサイル開発の進展を始め,安全保障環境の悪化に加え,核軍縮の進め方をめぐる各国の立場の違いが明確化する等,核軍縮を取り巻く国際的な状況が大変厳しい中,賢人会議は,唯一の被爆国の日本として一石を投じるべく立ち上げられたものであり,賢人会議の提言に期待している,旨述べました。

3 また,岡本政務官は,河野大臣挨拶代読の中で,核兵器禁止条約や国際NGOのICANのノーベル平和賞受賞に触れつつ,同条約を含め,核軍縮の進め方には様々なアプローチがあるが,我が国としては,安全保障の観点も踏まえつつ,核廃絶に向けた歩みを着実に進めていくことが,「核兵器のない世界」に向けた近道であると考えており,2020年の運用検討会議を成功させ,国際社会が「核兵器のない世界」,に向け一致団結して歩みを進める必要性に立ち返る契機とするためにも,国際社会の協力と信頼関係の再構築に資する提言が得られることを強く期待している,旨述べました。

[参考]核軍縮の実質的な進展のための賢人会議
 国際的な安全保障環境の悪化,及び核軍縮の進め方をめぐる核兵器国と非核兵器国間,さらには非核兵器国間での意見の対立が顕在化している現状を踏まえて,核軍縮の進展に向けて様々なアプローチを有する国々の信頼関係を再構築し,各国の協力と協調の下で取り組むべき「核兵器のない世界」に向けた現実的かつ実践的な道筋の進展に資する提言を得て,来年春のNPT運用検討会議第2回準備委員会に提出する。本件会議は,日本人座長及び委員6名の他,核兵器国,中道国,核兵器禁止条約推進国の有識者10名,合計16名から構成。


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