報道発表
「外務大臣科学技術顧問のこれまでの活動と今後の方向性について」作業部会報告書の提出
1 本7日,科学技術外交推進会議の下で開催した外務大臣科学技術顧問(外務省参与)のこれまでの活動と今後の方向性について検討を行う作業部会(座長:白石隆日本貿易振興機構(JETRO)アジア経済研究所長,立命館大学特別招聘教授)の報告書(日本語(PDF)/英語(PDF)
)(報告書ポイント(日本語(PDF)
/英語(PDF)
))が公表されました。
2 報告書では,外務大臣科学技術顧問を通じた外交への科学的助言体制の構築は,日本外交に新たな特色を創出しており,また,科学技術を通じて国際社会に貢献するというメッセージを明確にすることは,我が国のソフトパワーを高めると指摘しています。その上で,外務大臣科学技術顧問は,今後とも,(1)各種外交政策への科学的知見に基づく助言・提言,(2)国内外のネットワークの強化・人材育成,及び(3)積極的な対外発信の柱に沿って科学技術外交の取組を継続的に推進していくべきであると結論づけています。
(参考1)報告書作成の背景・経緯
平成27年9月に,岸輝雄東京大学名誉教授を初めての外務大臣科学技術顧問(外務省参与)に任命してから2年弱が経過したことを踏まえ,科学技術外交推進会議の下で科学技術顧問のこれまでの活動と今後の方向性に関し討議する作業部会を立ち上げ,討議の結果をこの報告書にとりまとめた。
(参考2)外務大臣科学技術顧問(外務省参与)
平成27年9月に初の顧問として,岸輝雄東京大学名誉教授が任命され,現在まで各種活動を実施中。外務大臣科学技術顧問は,外務大臣の活動を科学技術面でサポートし,各国の科学技術顧問・科学技術分野の関係者との連携強化を図りながら,各種外交政策の企画・立案における科学技術の活用について外務大臣及び関係部局に対し助言を行う。
(参考3)科学技術外交推進会議
科学技術の各種分野における専門的な知見を外務大臣科学技術顧問の下に集め,我が国のトップ外交やハイレベル国際会議を含む各種外交政策の企画・立案過程に活用する「科学技術外交アドバイザリー・ネットワーク」の一環として,外務大臣から委嘱を受けた科学技術外交の関連分野における学識経験者から構成される会議(科学技術顧問(座長)及び委員18名から構成)。昨年2月3日に第1回会合,7月13日に第2回会合,12月21日に第3回会合,本年4月27日に第4回会合,7月26日に第5回会合を開催。