報道発表

滝沢外務大臣政務官とグラツィアーノ国連食糧農業機関事務局長との会談(結果)

平成29年4月12日
滝沢外務大臣政務官とグラツィアーノ国連食糧農業機関事務局長との会談

 4月11日(現地時間同日),G7エネルギー大臣会合等に出席するためイタリアのローマを訪問中の滝沢求外務大臣政務官は,ジョゼ・グラツィアーノ・ダ・シルバ国連食糧農業機関(FAO)事務局長(Mr. José Graziano da Silva, FAO Director-General)と会談を実施したところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,滝沢政務官から,食料・農業分野における国連専門機関の筆頭であるFAOが,グラツィアーノ事務局長のリーダーシップの下,持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて世界の食料安全保障に大きく貢献することを期待する旨述べるとともに,本年5月に予定されているグラツィアーノ事務局長の4年ぶりの訪日を歓迎し,各種行事を通じてFAOの活動の重要性や日本との協力について国民に広く伝えていただきたい旨述べました。
 これに対し,グラツィアーノ事務局長から,日本はFAOにとって重要な国であり,訪日時には日本側関係者と意見交換し,日・FAO協力を更に深めていきたい旨述べました。

2 FAOにおける邦人職員の増強に関して,滝沢政務官から,今般,FAO林業局長(事務局長補(ADG)レベル)として三次啓都氏(現独立行政法人国際協力機構(JICA)農村開発部長)の採用が決定したことを歓迎する旨述べました。 これに対し,グラツィアーノ事務局長から,三次氏の活躍に期待するとともに,優秀な邦人職員を引き続き積極的に採用していきたい旨述べました。

3 日・FAO間では,1月に初めての日・FAO年次戦略協議が開催されるなど協力深化のモメンタムが高まっており,滝沢政務官とグラツィアーノ事務局長は,日本とFAOとの更なる関係強化に向けて,両者が引き続き協力して取り組んでいくことを確認しました。

(参考)ジョゼ・グラツィアーノ・ダ・シルバFAO事務局長
 ブラジル食料安全保障・飢餓撲滅特命大臣等を務め,2012年1月現職就任,2015年6月再選(任期は2019年7月末まで)。2013年6月,TICAD Vの機会に初来日し,安倍晋三内閣総理大臣への合同表敬及び岸田文雄外務大臣への表敬を実施。


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