報道発表

キンタナ国連北朝鮮人権状況特別報告者による岸外務副大臣表敬

平成28年11月25日
キンタナ国連北朝鮮人権状況特別報告者による岸外務副大臣表敬1
キンタナ国連北朝鮮人権状況特別報告者による岸外務副大臣表敬2

 本25日午前9時30分から約30分間,岸信夫外務副大臣は,トマス・オヘア・キンタナ国連北朝鮮人権状況特別報告者(Mr. Tomas Ojea Quintana, UN Special Rapporteur on the Situation of Human Rights in the DPRK)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,岸外務副大臣から,本年8月の特別報告者としての就任,また,同報告者としての初の訪日を歓迎するとともに,人権専門家として豊富な経験を有する同報告者の活動に日本として全面的に協力する旨述べました。また,日本は,同報告者とも緊密に連携しつつ,拉致問題の早期解決に向け,引き続き全力を尽くしていく旨述べました。

2 キンタナ特別報告者からは,今回の訪日に係る日本政府の協力に謝意を表明するとともに,今後,北朝鮮における人権侵害に係る説明責任の問題に取り組む専門家グループとも連携しながら,拉致問題を含む北朝鮮の人権状況の改善に向けて取り組んでいきたいとの発言がありました。

(参考)
 国連北朝鮮人権状況特別報告者とは,人権理事会の決議に基づいて任命され,北朝鮮の人権状況につき調査を行い,人権理事会及び国連総会に報告する任務を有する独立資格の個人。2010年8月から本年7月まで同報告者を務めてきたマルズキ・ダルスマン氏(インドネシア出身)の後任として,本年8月にトマス・オヘア・キンタナ氏(アルゼンチン出身)が任命された。


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