国連が取り組む様々な課題
国連は、紛争やテロ、貧困、難民、気候変動、感染症など、国際社会が抱える様々な課題の解決に向け、高度な専門性をもって取り組んでいます。各分野での我が国の取組とともに御紹介します。
軍縮・不拡散

(c) UN Photo/Daniel Powell
日本は、唯一の戦争被爆国として、「核兵器のない世界」の実現に向け、国連を始めとする国際社会による核軍縮・不拡散の議論を主導してきています。
国連平和維持活動(国連PKO)

写真提供:防衛省
国連平和維持活動(United Nations Peacekeeping Operations:略称 国連PKO)は、伝統的には、国連が紛争当事者の間に立って、停戦や軍の撤退などを行うことで紛争解決を支援するための活動でしたが、近年、国連の役割の高まりとともに、その任務も多様化しています。
国連における平和構築

(c) UN Photo/Eskinder Debebe
国連は、紛争の予防や再発防止、紛争後の国家の国造りと持続的な平和の定着のため、平和構築の取組を行っています。日本は、平和構築委員会(PBC)への参加や平和構築基金(PBF)への拠出等を通じてこれに貢献してきています。
人権

国連は設立以来、世界の人権問題への対処、人権の保護・促進に取り組んできています。日本は、国連における主要人権フォーラムや二国間対話を通じて、国際的な人権規範の発展・促進、世界の人権状況の改善に貢献してきています。
人道支援

写真提供:国連世界食糧計画(WFP)
人道支援とは、「緊急事態またはその直後における、人命救助、苦痛の軽減、人間の尊厳の維持及び保護のための支援」と定義されており、日本外交の柱の一つである「人間の安全保障」の確保のための具体的な取組の一つです。
女性が輝く社会

写真提供:国連女性機関(UN Women)
安倍総理が2013年9月の国連総会一般討論演説で述べたとおり、「女性の輝く社会」の構築は世界に大きな活力をもたらすとの考えの下、国連を始めとする国際社会との協力を強化しています。
持続可能な開発目標(SDGs)

持続可能な開発目標(SDGs(エス ディー ジーズ))とは、2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。日本もSDGsの達成に向け、積極的に取り組んでいます。
国際社会における法の支配

国際司法裁判所がある平和宮((c) UN Photo/Pernaca Sudhakaran)
日本は、国際社会における法の支配の確立に向け、重要かつ建設的な貢献を行ってきています。例えば、国連の主要機関の一つである国際司法裁判所(ICJ)を始めとする国際司法機関の機能強化に人材面・財政面からも積極的に協力しています。また、国際法規の整備や国際法の法典化を扱う国連総会第6委員会における、国際法の漸進的発展及び法典化に関する作業にも積極的に参画しています。