スウェーデン王国

日・スウェーデン首脳会談

平成29年7月9日

英語版 (English)

  • 写真1:ロヴェーン・スウェーデン首相による出迎えを受ける安倍総理大臣
    ロヴェーン・スウェーデン首相による
    出迎えを受ける安倍総理大臣
  • 写真2:日・スウェーデン首脳会談
    日・スウェーデン首脳会談
  • 写真3:共同記者発表
    共同記者発表

 現地時間7月9日現地時間9時25分から約60分間,スウェーデンを訪問中の安倍総理は,ロヴェーン・スウェーデン首相と日スウェーデン首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭

(1)安倍総理から,4月にストックホルムで起きたテロで犠牲となった方々への追悼の意を表明しつつ,卑劣なテロを断固非難する,強い連帯を表明する旨述べました。また,自由,民主主義,人権,法の支配といった基本的価値を共有するスウェーデンとの関係を重視している旨述べ,今回の訪問を契機に,来年の外交関係樹立150周年に向けて,幅広い分野での両国の協力関係を一層発展させたい旨述べました。

(2)これに対しロヴェーン首相からは,スウェーデン訪問を歓迎するとともに,特に,イノベーション,女性の活躍といった分野において,日スウェーデン関係の協力を更に推進したい旨,またビジネス分野においても良好な二国間関係を基礎に更に発展させていきたい旨述べました。

2 二国間関係

(1)安倍総理から,昨年2月に訪日されたカール16世グスタフ国王陛下とは懇談の機会を得て光栄,本年4月にはヴィクトリア皇太子殿下が訪日し,両国の皇室・王室間の親密な関係は良好な二国間関係の礎である旨述べました。

(2)両首脳は,来年の外交関係樹立150周年に向け,女性の活躍やイノベーション等の幅広い分野で協力を促進することで一致しました。

(3)特にイノベーション分野に関し,今回の首脳会談に合わせ,日本の大強度陽子加速器施設「J-PARC」と,スウェーデンにおいて建設が進む欧州核破砕中性子源「ESS」との間の協力に関する文書が交換されました。

(4)両首脳は,安全保障分野の情報共有や防衛装備・技術協力のあり方につき引き続き検討しつつ,安保・防衛協力を推進することで一致しました。

(5)安倍総理から,本年も「国際女性会議WAW!」を東京で開催予定である旨紹介し,両首脳は,世界でのジェンダー平等達成のため,引き続き協力していくことで一致しました。

(6)両首脳は,両国間の人的・経済交流を促進するため,日スウェーデン社会保障協定の交渉を引き続き鋭意進めていくことで一致しました。また,交渉中のワーキング・ホリデー制度に関する協定について,2018年の外交関係樹立150周年に向け,交渉を加速させることで一致しました。

(7)ロヴェーン首相から,様々なつながりにより新たな付加価値が創出される日本のコンセプトである「コネクテッド・インダストリーズ」との協力推進につき言及があり,両国間で何ができるかについて検討していくことで一致しました。

3 日・EU関係

(1)安倍総理から,我々は自由で開かれた,ルールに基づく国際社会を維持していかなければならない旨述べました。両首脳は,欧州が,国際社会の諸課題に引き続き日米と共に取り組むパートナーであり続けること,また,英国のEU離脱後も結束した欧州が国際社会の平和と安定に積極的に貢献していくことの重要性を確認しました。

(2)英国のEU離脱に関し,安倍総理から,英国のEU離脱交渉を注視している旨述べつつ,離脱による企業への影響を最小化するよう,配慮を要請しました。これに対し,ロヴェーン首相からは,日本の企業の多くが英国に進出していると承知しており,ご懸念を共有する,スウェーデンも,ビジネス・フレンドリーであり,代替の進出先候補になり得る旨述べました。

(3)日EU経済連携協定(EPA)に関し,安倍総理から,保護主義的な動きの中,EPAと戦略的パートナーシップ協定(SPA)の大枠合意を実現できたことは,日本とEUが自由貿易の旗を高く掲げ続けるとの強い政治的意思を示す世界に対する力強いメッセージである旨述べ,両首脳は,この成果を基礎として,これらの協定の早期締結に向け,引き続き協力していくことで一致しました。

(4)安倍総理から,福島県産等の日本食品等を対象とするEUの輸入規制の撤廃への協力を要請したのに対し,ロヴェーン首相からは,しっかり対応していきたい旨述べました。

4 地域情勢

(1)東シナ海・南シナ海情勢について,両首脳は法の支配に基づく国際秩序の維持のため,引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

(2)北朝鮮については,両首脳は,7月4日の北朝鮮による弾道ミサイル発射別ウィンドウで開くも踏まえ,北朝鮮への圧力強化が必要であることを確認しました。また,安倍総理から,拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求め,支持を得ました。

(3)ロシアについては,安倍総理から,最近の日露関係について説明し,両首脳は,対露政策を連携して進めていくことを確認しました。


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