欧州連合(EU)
日EU外相会談
4月5日,現地時間午後3時5分(日本時間同日午後10時5分)から約30分間,G7外相会合に出席するためフランス・ディナールを訪問中の河野太郎外務大臣は,フェデリーカ・モゲリーニEU外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長(H.E. Ms. Federica Mogherini, High Representative of the European Union for Foreign Affairs and Security Policy, Vice-President of the European Commission)と外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 河野大臣とモゲリーニ上級代表とは,日EU戦略的パートナーシップ協定(日EU・SPA)の暫定的適用から間もないタイミングで第1回SPA合同委員会が開催されたことを歓迎しました。また,SPAに基づいて,今後様々な分野で具体的な協力を促進してくことを確認し,持続可能な連結性や質の高いインフラ等,協力の優先分野につき意見交換しました。
2 両外相は,本年6月のG20大阪サミット及び9月の国連総会に向けた連携等を確認し,特に,電子商取引やデータ・ガバナンス等の分野において,G20大阪サミットの成功に向けて緊密に協力していくことを確認しました。モゲリーニ上級代表からは,気候変動や持続可能な開発目標(SDGs)等のグローバル・イシューについて,力強いメッセージを発するべく,G20議長国としての日本に最大限の協力を惜しまない旨の発言がありました。
3 両外相は,北朝鮮,イラン等の地域情勢について意見交換しました。特に北朝鮮に関し,両外相は,国連安全保障理事会決議の完全な履行の堅持が不可欠であるとの認識で一致しました。