原子力の平和的利用

核セキュリティ

平成30年2月16日

1 核セキュリティとは

 核セキュリティとは,「核物質,その他の放射性物質,その関連施設及びその輸送を含む関連活動を対象にした犯罪行為又は故意の違反行為の防止,探知及び対応」(原子力委員会報告書「核セキュリティの確保に対する基本的考え方」平成23年)のことであり,具体的には,テロリスト等による核物質や放射線源の悪用が想定される以下の4つの脅威が現実のものとならないよう取られる措置のことをいいます。

  • (1)核兵器の盗取
  • (2)盗取された核物質を用いた核爆発装置の製造
  • (3)放射性物質の発散装置(いわゆる「汚い爆弾」)の製造
  • (4)原子力施設や放射性物質の輸送等に対する妨害破壊行為

2 国際社会の取組

 ソ連崩壊後,核物質の防護に対する関心が高まり,また2001年9月11日の米国同時多発テロを受け,核物質その他の放射線物質を使用したテロ活動を防止するための核セキュリティについても,IAEA(国際原子力機関)や国連,有志国による各種の取組を通じて国際協力が強化されています。

 特に,オバマ大統領が提唱して開始された核セキュリティ・サミットは,第1回が2010年4月米国ワシントンDCで,第2回が2012年3月韓国ソウルで,第3回が2014年3月オランダハーグで開催されました。2016年3月31日~4月1日には,米国ワシントンDCで、第4回目の核セキュリティ・サミットが開催されました。オバマ大統領は、第4回サミットが最後である旨表明しています。

 第4回サミットで、日本は、核テロ対策に関係する各国の人材育成や能力構築に対する支援、核テロ対策の観点からリスクの高い核物質を削減するための取組、また、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据えた国内の核テロ対策の強化等を通じ、世界の核セキュリティの強化、ひいては世界的な核不拡散、核軍縮の推進に積極的に貢献していく考えを表明しました。日本は、核セキュリティ・サミットの終了後も、これらの取組を継続していきます。

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