南スーダン共和国

令和元年5月4日
(写真1)キール南スーダン大統領への表敬 キール南スーダン大統領への表敬
(写真2)キール南スーダン大統領への表敬 キール南スーダン大統領への表敬

 本4日,午後2時10分(現地時間:日本時間同日午後8時10分)から約40分間,河野太郎外務大臣は,訪問中の南スーダンにおいて,サルヴァ・キール・マヤルディット南スーダン大統領(H.E. General Salva KIIR Mayardit, President of the Republic of South Sudan)を表敬訪問し,会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  • (写真3)キール南スーダン大統領への表敬1
    キール南スーダン大統領への表敬
  • (写真4)キール南スーダン大統領への表敬2
    キール南スーダン大統領への表敬

1 冒頭,キール大統領から,河野大臣の訪問を歓迎する旨述べるとともに,これまでの日本の一貫した対南スーダン支援に対する深甚なる謝意の表明がありました。これに対し,河野大臣から,日本の外務大臣として初めて南スーダンを訪問できて光栄である,昨3日,5月12日に期限が到来する新暫定政権樹立の準備期間の6か月の延長が関係者間のコンセンサスで合意されたことを歓迎する,今次訪問を契機に,良好な二国間関係を更に強化したい旨述べました。

2 河野大臣から,本年8月に横浜で開催されるTICAD7への安倍総理発の招待状を手交し,キール大統領の出席と南スーダンからの協力を期待している旨述べました。これに対しキール大統領からは,これまで日本がTICADプロセスを通じて行ってきた対アフリカ支援に対する感謝の意の表明があるとともに,TICAD7の成功に向けて協力する旨約束しました。

3 更に,河野大臣から,南スーダンの平和の定着支援及び,日本の司令部要員の派遣や国際機関等における日本人職員の活躍を通じた貢献について言及するとともに,IGADを通じて再活性化された衝突解決合意の実施を支援し,和平プロセスの支援を続けていく旨述べ,キール大統領からは日本の協力に感謝する旨の謝意が表明されました。

4 河野大臣から,先般追加支援を行ったナイル架橋の建設の工事再開を歓迎しつつ,また若者の育成のために上ナイル大学とジュバ大学を整備すべくUNDPを通じた約3.4億円の支援を決定し,交換公文に署名した旨述べました。これに対し,キール大統領から,日本の対南スーダン支援に謝意を表明しました。

  • (写真5)ニアル・デン外務大臣との共同記者会見
    ニアル・デン外務大臣との共同記者会見
  • (写真6)ナイル架橋建設計画視察1
    ナイル架橋建設計画視察
  • (写真7)ナイル架橋建設計画視察2
    ナイル架橋建設計画視察
  • (写真8)ナイル架橋建設計画視察3
    ナイル架橋建設計画視察

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