南スーダン共和国
佐藤外務副大臣の南スーダン訪問(結果)
平成29年12月27日
12月21日及び22日,佐藤正久外務副大臣は,南スーダン共和国を訪問したところ,概要以下のとおりです。
1 キール大統領への表敬


(1) 佐藤副大臣から,日本としても南スーダンの平和と安定及び発展にコミットしていきたい,ハイレベル再活性化フォーラム(HLRF(注)),国民対話,敵対行為停止及び人道アクセス確保につき大統領のリーダーシップに期待している旨述べました。
(2) これに対し,キール大統領から,HLRFへの協力,南スーダンにおける国民対話,人道アクセスの取組,安全対策強化に向けた取組等につき述べ,日本と今後も協力してきたいと述べました。
(注)ハイレベル再活性化フォーラム(HLRF):東アフリカの地域機関であるIGADが,履行が停滞気味であった2015年の「南スーダンにおける衝突の解決に関する合意(衝突解決合意)」を再活性化し,南スーダンの平和と安定を促進するため,南スーダンの諸勢力を集めてアディスアベバで開催。
2 マニャン国防・退役軍人担当大臣との会談

(1) 佐藤副大臣から,UNMISS(国連南スーダン共和国ミッション)への司令部要員派遣や人道支援,国民対話支援等の我が国の対南スーダン支援につき説明するとともに,治安の安定と安全対策の重要性につき述べました。
(2) これに対し,マニャン国防大臣から,日本の支援への感謝が示されるとともに,安全対策強化等に取り組んでいきたいと述べました。
3 スマレ国連事務総長副特別代表との会談

佐藤副大臣とスマレ副特別代表は,我が国とUNMISSの協力関係を再確認するとともに,南スーダンの政治プロセスや治安情勢等につき意見交換を行いました。