ベトナム社会主義共和国

日・ベトナム首脳会談

平成30年10月8日

 本8日,午前11時から約60分間,安倍晋三内閣総理大臣は,第10回日・メコン地域諸国首脳会議に出席するため訪日中のグエン・スアン・フック・ベトナム社会主義共和国首相(H.E. Mr. Nguyen Xuan Phuc, Prime Minister of the Socialist Republic of Viet Nam)と総理官邸において会談を行い,午後0時30分から約50分間,昼食会を開催したところ,概要は以下のとおりです。会談には,河野太郎外務大臣,西村康稔内閣官房副長官,野上浩太郎内閣官房副長官,薗浦健太郎内閣総理大臣補佐官他が同席し,また,昼食会には,宮腰光寛内閣府特命担当大臣も同席しました。
 また,会談後,両首脳は協力文書の交換式別ウィンドウで開くに立ち会い,その後,共同記者発表を行いました。

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    握手を交わす両首脳
    (写真提供:内閣広報室)
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    日・ベトナム首脳会談
    (写真提供:内閣広報室)

1 冒頭

(1)安倍総理大臣から,フック首相の訪日を歓迎,クアン国家主席及びドー・ムオイ元書記長の逝去に対し,心からお悔やみ申し上げる旨述べました。また,日越外交関係樹立45周年を迎えた本年別ウィンドウで開く200近い記念行事が実施されている(PDF)別ウィンドウで開くことは喜ばしい,フック首相と共に,お互いの成長に協力し合い,メコン地域全体の発展のための協力を推進したい旨述べました。

(2)これに対し,フック首相から,外交関係樹立45周年の節目に訪日でき嬉しい,あたたかい歓迎に感謝するとともに,クアン国家主席及びドー・ムオイ元書記長へのお悔やみのお言葉に感謝する旨述べました。また,ベトナムにとって日本はあらゆる分野で特別なパートナーであり,ベトナムの発展戦略に非常に重要な役割を果たしている,両国関係を更に包括的,効果的に力強く発展させていきたい旨述べました。

2 二国間関係

(1)安倍総理大臣から,ベトナムが持続的成長を達成できるように,ODAや民間投資等を通じ,質の高いインフラ整備,行政改革,産業育成,労働生産性向上,エネルギー等の分野で引き続き力強く支援したい旨述べました。また,新たな外国人材受入れ制度の創設に向けた検討を進めている,アジア健康構想の下で医療人材育成を進めるとともに,昨年発表したイニシアティブに基づき,本年度からベトナムでの日本語教師育成事業を開始する,悪質な仲介業者や不適切な受入機関への対策は極めて重要であり協力していきたい旨述べました。

(2)これに対し,フック首相から,日本政府及び国民からのODAはベトナムの経済社会開発に大きく貢献しており,引き続きインフラ整備,人材育成,電子政府,行政改革などの様々な分野で支援いただきたい,ベトナムは今後とも効果的かつ効率的に日本のODAを活用していきたい,日本企業による更なる投資に期待しており,それを通じて裾野産業,ハイテク農業,再生可能エネルギーなどを発展させていきたい旨述べました。また,両国間での人材交流を更に拡大させたい,悪質な仲介業者に対してはベトナム政府としてもしっかり協力していく旨述べました。

(3)また,両首脳は,海洋安保協力を進展させていく意思を確認しました。

3 TPP・RCEP

 両首脳は,保護主義の懸念が更に高まる中,TPP11別ウィンドウで開くの早期発効やRCEPの早期妥結の重要性が一層高まっているとの見解を共有し,TPP11の早期発効やRCEPの早期妥結などを通じて自由貿易推進のメッセージを引き続き力強く世界に発信していく意思を確認しました。

4 地域・国際場裡における協力

 両首脳は,自由で開かれたインド太平洋の実現別ウィンドウで開くの重要性について改めて認識を共有するとともに,ベトナムがASEAN対日調整国となったことを踏まえて,北朝鮮や南シナ海を始めとする地域・国際場裡における喫緊の課題についても率直かつ有意義な意見交換を行い,更に連携していくことで一致しました。特に,北朝鮮情勢については,朝鮮半島の非核化に向け,安保理決議の完全な履行が必要との立場が共有されるとともに,拉致問題の早期解決に向け,改めてフック首相から支持が表明されました

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    文書交換式
    (写真提供:内閣広報室)
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    共同記者発表
    (写真提供:内閣広報室)
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    共同記者発表
    (写真提供:内閣広報室)
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