ベトナム社会主義共和国

安倍総理大臣とクアン・ベトナム国家主席との会談

平成29年1月16日

1 16日午後5時35分頃(現地時間)から約30分間,ベトナムを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,チャン・ダイ・クアン・ベトナム社会主義共和国主席(H.E.Mr. Tran Dai Quang, President of the Socialist Republic of Viet Nam)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

2 冒頭,クアン主席は,貴総理一行の公式訪問を心から歓迎,ベトナムと日本の「広範な戦略的パートナーシップ」の進展と,昨年11月のAPEC首脳会議以来となる再会を嬉しく思う旨述べました。これに対し安倍総理は,昨年11月のペルー以来の再会を嬉しく思う,その際貴主席ご夫妻にお約束したベトナム再訪が今回実現し喜ばしい,クアン主席と協力して両国の「広範な戦略的パートナーシップ」を更に強化したい旨述べました。

3 二国間関係に関し,クアン主席より,貴総理に申し上げたいことはいくつかあるが,まず引き続きハイレベルの交流を維持し交流を促進したい,両陛下の御訪問を大変楽しみにしている,この御訪問は両国関係の大変重要な節目になると確信している旨述べました。また,本年11月のAPEC首脳会合はダナンで開催されるが,貴総理を是非ご招待したい旨述べました。次に,安全保障・防衛協力を促進したい,中古巡視船に加え新造巡視船艇供与にかかる決定に感謝,非伝統的安全保障の問題についても協力をお願いしたい旨述べました。更に,ODA,貿易,投資分野でも日本は重要なパートナーであり協力を強化したい,また,地域・国際場裏での協力もお願いする旨述べました。

4 これに対し安倍総理は,今春の天皇皇后両陛下のベトナム御訪問に向けたクアン主席の協力を求めると共に,国民間の文化・人的交流を一層促進したい,日本紹介番組等を通じ訪日観光客の更なる増加を期待,本日同席いただいている杉特別大使の協力も得つつ,積極的な文化交流で理解を促進したい旨述べました。更に,今般公安省に対する水上警備艇の供与を含む約100億円の協力文書に署名を行った,また,新たに合計約1,200億円の円借款4件の決定によりビジネス機会を創出する,最大の援助国として,引き続きベトナムの発展に貢献する旨述べました。これに対してクアン主席より,文化交流促進を支持する等の発言がありました。

5 安倍総理より,日本はTPP協定別ウィンドウで開くの国会承認を得たところ,ベトナムの国内手続きの進捗を強く期待する旨述べ,これに対しクアン主席より,自由貿易の堅持が重要であり,TPPについては早急に国会に提出できるよう努力している旨の発言がありました。更に,安倍総理より,ベトナムが本年APECをホストする等,経済分野の議論をリードする姿勢を高く評価し,APECの成功に向け,議長を務めるクアン主席に全面的に協力する旨述べ,クアン主席からは,11月のAPECの成功に向けご協力いただき感謝,APECでの再会を楽しみにしている旨のやりとりがありました。南シナ海問題については,法の支配や紛争の平和的解決,両国間の連携等において一致しました。

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