報道発表

国際原子力機関IAEA理事招へいの実施

令和2年2月27日
福島第一原発視察
群馬大学付属病院視察
島津製作所視察

1 2月16日から22日まで,外務省の招へいにより,国際原子力機関(IAEA)の理事5名(モンゴル,ドイツ,スウェーデン,パラグアイ,南アフリカ)が訪日しました。

2 今回の招へいは,我が国における原子力の平和的利用の取組,特に放射線の保健・医療分野への応用を中心とする取組及び東京電力福島第一原発事故後の取組について,国際社会の理解を一層深めてもらうことを目的とした継続的な活動の一つです。

3 一行は,2月17日の尾身朝子外務大臣政務官表敬の他,我が国の原子力の平和的利用に係る関係者との意見交換を行うとともに,以下の施設を訪問しました。

(1)量子科学技術研究開発機構(QST)高崎量子応用研究所

(2)群馬大学及び日高病院の重粒子線がん治療施設

(3)島津製作所のショールーム(島津製作所は2017年10月にIAEAとの間で協力覚書に署名し,IAEAのサイバースドルフ研究所に質量分析計を贈与)

 また,東京電力福島第一原発及び廃炉資料館を訪問し,我が国がこれまでに取り組んできた廃炉や処理水対策等の現場を視察しました。

[参考]
 IAEAは,原子力の平和的利用の促進を主要な目的の一つとして,開発途上国に対し様々な分野において技術協力活動を実施してきています。放射線の保健・医療分野への応用は,途上国の関心が高まってきている分野です。


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