核軍縮・不拡散
グロッシー国際原子力機関事務局長による安倍総理大臣表敬
令和2年2月25日
2月25日午後2時20分から約25分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のラファエル・マリアーノ・グロッシー国際原子力機関(IAEA)事務局長(H.E. Mr. Rafael Mariano Grossi,Director General of the International Atomic Energy Agency)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1 安倍総理大臣から,グロッシー事務局長の就任後初めての訪日を歓迎し,「天野事務局長の在任時と同様に,グロッシー事務局長が率いるIAEAの取組も最大限支援していく」と述べました。これに対し,グロッシー事務局長から,「IAEAと日本は緊密な関係にあり,この関係を現在,そして将来にわたって続けて行きたい。また,天野事務局長を尊敬しており,新事務局長としてこうした姿勢を示すために早期に訪日した」と述べました。
2 安倍総理大臣から,明日(26日)に予定されている東京電力福島第一原発視察に言及しつつ,同原発の廃炉に係るIAEAの協力に謝意を述べたのに対し,グロッシー事務局長からは,「復興と廃炉を同時に進める日本の取組を尊重し,IAEAとして引き続き協力していく」と述べました。
3 また,安倍総理大臣から,「北朝鮮・イランの核問題をめぐる情勢に関し,IAEAの役割を重視しており,日本としても引き続きIAEAと緊密に協力していきたい」と述べました。これに対し,グロッシー事務局長からは,IAEAの対応につき説明がありました。