報道発表

日越協力委員会第11回会合及び日越外相会談(ワーキングランチ)

令和元年5月30日

  • 日越協力委員会第11回会合及び日越外相会談(ワーキングランチ)1
  • 日越協力委員会第11回会合及び日越外相会談(ワーキングランチ)2
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  1.  本30日,午前10時10分から約50分間,河野太郎外務大臣は,訪日中のファム・ビン・ミン・ベトナム社会主義共和国副首相兼外務大臣(H.E. Mr. Pham Binh Minh,Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs of the Socialist Republic of Viet Nam)と日越協力委員会第11回会合を共催し,続いて,午前11時00分から約60分間,日越外相会談(ワーキングランチ)を行ったところ,概要は以下のとおりです。

    1 日越協力委員会第11回会合

    (1)冒頭

    • ア 河野大臣から,日本とベトナムはお互い支え合う関係であり,両国間の交流と協力を促進し,また,ベトナムの持続的発展を支援したい旨述べました。
    • イ ミン副首相から,天皇陛下の御即位に祝意が述べられた後,グエン・スアン・フック首相に対するG20大阪サミットへの参加招待に感謝する,両国間では安保や経済など様々な協力が進展している,本会合を通じて,両国間のパートナーシップを更に包括的かつ効果的なものにしていきたい旨述べました。

    (2)人的交流に関する協力

    • ア 双方は,本年4月から日本で開始された「特定技能」制度が両国間の人的交流の活性化に果たす役割への期待を共有しました。また,双方は,引き続き悪質な仲介業者や不適切な受入機関への対策について協力することを確認しました。
    • イ 双方は,日・ベトナム受刑者移送条約に関する実質合意が得られたことを確認し,同条約の早期署名に向けて努力することで一致しました。
    • ウ 河野大臣から,国際交流基金アジアセンター等を通じて,文化交流及び日本語教育に今後も貢献したい,2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた協力も通じて,人的交流拡大につなげたい旨述べました。これに対し,ミン副首相から歓迎の意が示され,ベトナムにおける日本語教育の普及を含めて協力していきたい,観光分野の交流も拡大したい旨述べました。

    (3)経済分野に関する協力

    • ア 河野大臣から,ベトナムとの経済関係を重視している旨述べ,本年秋の日・メコン首脳会議に向けたSDGsのための日メコンイニシアティブ策定の取組にも言及しつつ,ODAや政策対話等を通じて,ベトナムの人材育成,ガバナンス,保健医療,環境,情報通信,郵便等の分野で協力していきたい旨述べました。また,民間企業による投資を促進するためにも,投資環境の更なる改善に期待する旨述べました。
    • イ ミン副首相から,日本のODAを引き続き効率的に活用していきたい旨表明し,すでに約束済みの案件について着実に実施していきたい旨述べました。また,透明かつ円滑な投資環境の整備に引き続き取り組んでいく旨述べました。
    • ウ 双方は,TPP11協定の着実な実施及びRCEP協定の交渉において引き続き連携していくことで一致しました。

    2 日越外相会談

    (1)双方は,G20大阪サミットへのフック首相参加を含む活発な要人往来を通じて,両国間の広範な戦略的パートナシップを強化していく意思を確認しました。また,双方は,2020年1月に日本政府がダナン領事事務所を開設することに歓迎の意を示しました。

    (2)双方は,メコン地域全体の経済発展のための協力を進めていく意図を共有し,「東京戦略2018(PDF)別ウィンドウで開く」の実現に向け積極的に協力していくことを確認しました。

    (3)双方は,来週ベトナムにおいて開催される「ASEAN-Japan Day」の成功に向けて協力することで一致し,日本とASEAN対日調整国であるベトナムが一層緊密に連携していくことを確認しました。

    (4)双方は,ベトナムが来年ASEAN議長国を務めることも踏まえ,北朝鮮情勢や南シナ海問題を含む地域をめぐる課題につき意見交換を行いました。双方は,北朝鮮の非核化に向けた安保理決議の完全な履行の重要性につき一致しました。また,河野大臣から,拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求め,ミン副首相から,支持を得ました。

    [参考]日越協力委員会
     2006年11月の首脳間合意により,両国間の互恵的協力関係全体についての方向性を議論する場として設置された。原則として年1回定期的に日本とベトナムで交互に開催。両国外相が共同議長となり関係省庁の幹部が同席し,経済,経済協力,人的・文化交流,農業,エネルギー等幅広い分野における議論を行っている。

    第1回7年5月  麻生外務大臣及びキエム副首相兼外務大臣(於:東京)
    第2回8年7月  高村外務大臣及びキエム副首相兼外務大臣(於:ハノイ)
    第3回10年1月  岡田外務大臣及びキエム副首相兼外務大臣(於:東京)
    第4回12年7月  玄葉外務大臣及びミン外務大臣(於:ハノイ)
    第5回13年9月  岸田外務大臣及びミン副首相兼外務大臣(於:東京)
    第6回14年8月  岸田外務大臣及びミン副首相兼外務大臣(於:ハノイ)
    第7回15年7月  岸田外務大臣及びミン副首相兼外務大臣(於:東京)
    第8回16年5月  岸田外務大臣及びミン副首相兼外務大臣(於:ハノイ)
    第9回17年5月  岸田外務大臣及びミン副首相兼外務大臣(於:東京)
    第10回18年9月  河野外務大臣及びミン副首相兼外務大臣(於:ハノイ)

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