報道発表

「来訪神:仮面・仮装の神々」のユネスコ無形文化遺産代表一覧表への記載に関する
評価機関による「記載」勧告

平成30年10月24日

1 我が国からユネスコ無形文化遺産条約の「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」(「代表一覧表」)への記載を提案した「来訪神(らいほうしん):仮面・仮装の神々」(PDF)別ウィンドウで開くが,ユネスコ無形文化遺産保護条約政府間委員会の評価機関の事前審査を受け,「代表一覧表」への「記載」の勧告を受けました。これはユネスコのホームページ別ウィンドウで開く10月24日に公開(PDF)別ウィンドウで開くされたものです。

2 「来訪神:仮面・仮装の神々」は,平成21年にユネスコ無形文化遺産保護条約の代表一覧表に記載された「甑島(こしきじま)のトシドン」を拡張して,平成29年3月に提案したもので,国指定重要無形民俗文化財の「来訪神」行事(10件)で構成されます。

3 この勧告を受け,本年11月26日から12月1日までモーリシャスのポートルイスで開催される第13回無形文化遺産保護条約政府間委員会において最終決定されることになります。

[参考]

(1)無形文化遺産保護条約政府間委員会
 ユネスコ無形文化遺産保護条約の締約国(2018年10月現在178か国)から選出された24か国で構成され,年1回開催。評価機関の勧告を踏まえ,「代表一覧表」への記載について最終決定する。

(2)評価機関
 各地域から選出された専門家6名とNGO6団体で構成。「代表一覧表」への記載提案について事前に審査を行い,政府間委員会に勧告を行う。

(3)評価機関による勧告は次の3区分

ア 「記載(inscribe)」「代表一覧表」に記載するもの。
イ 「情報照会(refer)」追加情報を提出締約国に求めるもの。
ウ 「不記載(decide not to inscribe)」「代表一覧表」への記載にふさわしくないもの。

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