報道発表

フェドートフ国連薬物・犯罪事務所事務局長による河野外務大臣表敬

平成30年8月27日
フェドートフ国連薬物・犯罪事務所事務局長による河野外務大臣表敬1
フェドートフ国連薬物・犯罪事務所事務局長による河野外務大臣表敬2
フェドートフ国連薬物・犯罪事務所事務局長による河野外務大臣表敬3

 本27日,午後3時15分から約15分間,河野太郎外務大臣は,ユーリ・ヴィクトロヴィチ・フェドートフ国連薬物・犯罪事務所(UNODC)事務局長(Mr. Yury Viktorovich Fedotov, Executive Director of the United Nations Office on Drugs and Crime)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

1 河野大臣から,日本の戦略的パートナーであるUNODCがテロや国際犯罪対策分野において包括的に取り組んでいることを高く評価するとともに,テロ及び暴力的過激主義対策における日本の支援の効果が最大化されることを望む旨述べました。

2 フェドートフ事務局長から,主要ドナー国である日本からの多大な支援に感謝を述べるとともに,2020年に京都コングレスや東京オリンピック・パラリンピックを控え,刑事司法やテロ対策分野等おいて更なる協力に努めたい旨述べました。

3 また河野大臣から,銃器議定書の速やかな締結に向けて取り組んでいく旨述べました。

[参考1]国連薬物・犯罪事務所(UNODC)
   1997年に「国連薬物統制計画」と「犯罪防止刑事司法計画」が統合され設立。本部はウィーン。不正薬物及び犯罪に関する調査・分析,犯罪や麻薬関連条約の締結・実施と国内法整備支援,組織犯罪・テロ対策能力向上のための技術協力を実施。

[参考2]第14回国連犯罪刑事司法会議(京都コングレス)
 国連犯罪刑事司法会議(コングレス)とは,犯罪防止・刑事司法分野における国連最大の国際会議(5年に1度開催)。日本が開催国を務める第14回コングレスは,2020年4月20日から27日まで国立京都国際会館で開催され,各国ハイレベルやUNODC等の国際機関,NGO関係者の参加の下,犯罪防止・刑事司法分野の対策や国際協力の在り方について検討する予定。

[参考3]銃器議定書
 銃器等の不正な製造及び取引を防止し,国際的な協力を促進するための法的枠組みを構築することを目的とした議定書。我が国は2002年署名するも未締結。2018年7月現在の締約国・地域数は115。


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