国際組織犯罪に対する国際社会と日本の取組

平成29年5月2日
岸田外務大臣とフェドートフ国連薬物・犯罪事務所(UNODC)事務局長との会談1
岸田外務大臣とフェドートフ国連薬物・犯罪事務所(UNODC)事務局長との会談2
岸田外務大臣とフェドートフ国連薬物・犯罪事務所(UNODC)事務局長との会談3

 本2日(火曜日),午後12時40分(現地時間)から約20分間,オーストリアを訪問中の岸田文雄外務大臣は,フェドートフ国連薬物・犯罪事務所(UNODC)事務局長(Mr. Yury Viktorovich Fedotov, Executive Director of the United Nations Office on Drugs and Crime)と会談したところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,フェドートフ事務局長は,テロと国際的な組織犯罪が密接に関係する中,我が国によるUNODCへの幅広い支援に謝意を示すとともに,引き続き日本と協力して,テロ,組織犯罪,暴力的過激主義と戦ってゆきたい旨述べました。

2 これに対し,岸田大臣より,国際社会におけるテロと国際組織犯罪の脅威を前に,テロの根本を断つことは重要であり,UNODCと協力して,アジア地域におけるテロ・暴力的過激主義対策を始めとするテロ対策及び国際組織犯罪対策に取り組みたい旨述べました。また,国際組織犯罪防止条約の締結に向けた我が国の努力を説明しました。

3 これを受け,先方より,日本が国際組織犯罪防止条約を早期に締結することは重要であり,日本の努力が成功することを期待する旨述べました。

4 また,双方は,2020年に我が国で開催される国連犯罪防止刑事司法会議(コングレス)に向けて緊密に連携していくことで一致しました。


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