報道発表

カザフスタン,キルギス,タジキスタン及びトルクメニスタンに対する無償資金協力に関する書簡の交換
「中央アジアにおける暴力的過激主義防止のためのコミュニティ強靱化及び域内協力促進計画(UNDP連携)」

平成30年2月22日

  1. 1 本22日(現地時間同日),カザフスタン共和国の首都アスタナにおいて,我が方川端一郎駐カザフスタン大使と先方下村憲正駐カザフスタン国連開発計画(UNDP)常駐代表(H. E. Mr. Norimasa Shimomura, Resident Representative, United Nations Development Programme in the Republic of Kazakhstan)との間で,カザフスタン,キルギス,タジキスタン及びトルクメニスタンに対する供与額6億8,800万円の無償資金協力「中央アジアにおける暴力的過激主義防止のためのコミュニティ強靭化及び域内協力促進計画」に関する書簡の交換が行われました。

    2 カザフスタン,キルギス,タジキスタン及びトルクメニスタンを含む中央アジアは,地政学的に重要な位置にある一方で,アフガニスタンとも長い国境を接するなど,暴力的過激主義の影響を受けやすいリスクを有しています。近年,世界中でテロにつながる暴力的過激主義の拡大が深刻な脅威となっている中,中央アジア地域においても,過激主義グループによる若者への勧誘があらゆる手段を通じて巧みに行われています。そのため特に影響を受けやすい若年層に対し,暴力的過激主義の浸透を防止することがこの地域の喫緊の課題となっています。

    3 我が国は,中央アジアの地域協力を促進する観点から,同地域共通の課題である暴力的過激主義対策を支援することとしており,2015年10月の安倍晋三内閣総理大臣の中央アジア訪問時に,各国との間で署名された共同声明において暴力的過激主義対策にかかる協力を表明しています。また,2017年5月に開催された「中央アジア+日本」対話・第6回外相会合においても我が国の協力を再確認しています。今回の協力はそのフォローアップの一環で行うものです。

    4 この計画により,暴力的過激主義の影響を受けやすい地方の若年層の少なくとも約8,700名以上に技能訓練,就労支援,社会参加の機会などが提供されることが期待されます。また,同過激主義に傾倒するリスクが減少することで,対象となる地方全体(人口合計約739万人)の発展・安定にも間接的に裨益し,中央アジア地域全体の安定化に寄与することが期待されます。

    国連開発計画(UNDP)概要(PDF)別ウィンドウで開く

    [参考]

    1 カザフスタン共和国は,面積約272万4,900平方キロメートル(日本の約7倍),人口1,820万人(2016年,国連人口基金),人口1人当たり国民総所得(GNI)は8,710ドル(2016年,世界銀行)。

    2 キルギス共和国は,面積約19万8,500平方キロメートル(日本の約半分),人口600万人(2016年,国連人口基金),人口1人当たり国民総所得(GNI)は1,100ドル(2016年,世界銀行)。

    3 タジキスタン共和国は,面積約14万3,100平方キロメートル(日本の約40%),人口870万人(2016年,国連人口基金),人口1人当たり国民総所得(GNI)は1,110ドル(2016年,世界銀行)。

    4 トルクメニスタンは,面積約48万8,000平方キロメートル(日本の約1.3倍),人口約540万人(2016年,国連人口基金),人口1人当たり国民総所得(GNI)は6,670ドル(2016年,世界銀行)。


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