報道発表
メキシコにおける地震被害に対する国際緊急援助隊・救助チームの帰国
平成29年9月26日
1 メキシコ中央部で発生した地震を受けて,9月21日にメキシコに派遣され,捜索・救助活動を行ってきた国際緊急援助隊・救助チームは,メキシコ政府との協議を経て,現地での活動を本26日(現地時間9月25日)に終了し,帰国することとなりました。
2 救助チームは,メキシコシティー中心部の被災地3か所で捜索・救助活動を実施しました。同チームの活動に対して,メキシコ政府及び国民から深い感謝の意が表明されています。
3 我が国としては,引き続き,被害状況の更なる把握とともに,メキシコ政府のニーズ等を踏まえ,全面的な支援を行っていく方針です。
(参考1)メキシコにおける地震被害
(1)9月20日(現地時間9月19日)に発生した非常に強い地震(マグニチュード7.1)により,首都メキシコシティーを含む広域にわたる被害が発生。現時点で判明している死者数は325名,負傷者は1,185名以上(現地時間25日13時20分のメキシコ政府機関情報)。
(2)なお,本26日午前7時(日本時間)までに在留邦人及び日系企業の被害等は確認されていない。
(参考2)国際緊急援助隊・救助チーム
(1)国際緊急援助隊・救助チーム:USAR(Urban Search and Rescue)と呼ばれる分野の都市型災害に対応する捜索救助のチーム。地震等で倒壊した建物等の下から負傷者を救出することに専門性を有する。
(2)9月20日,我が国政府は,メキシコ政府の要請を受け,同日中に国際緊急援助隊・救助チームの派遣を決定。72名から構成された救助チームが9月21日に日本を発ち,現地時間同日からメキシコシティー中心部の被災地計3か所において捜索・救助活動を実施していた。