報道発表
岸田外務大臣の香川県及び兵庫県訪問(第六回「地方を世界へ」プロジェクト)(結果)



7月22日から23日まで,岸田文雄外務大臣は,香川県及び兵庫県を訪問し,「地方を世界へ」プロジェクト第六弾として関連の行事に出席したところ,概要は次のとおりです。なお,日程の一部には10か国の駐日大使等が同行し,また全ての日程に武井俊輔外務大臣政務官が同行しました。
1 駐日外交団及び香川県経済関係者との昼食懇談
岸田大臣は,7月22日昼,香川の誇る伝統庭園を要する栗林公園内にて,浜田恵造香川県知事,大西秀人高松市長及び香川県経済関係者と共に,駐日大使等と昼食をとりながら,香川の観光資源の海外への発信等をテーマに意見交換を行いました。
2 うどん作り体験
岸田大臣は,7月22日午後,浜田香川県知事,大西高松市長及び駐日大使等と共に,中野うどん学校高松校を訪問し,「うどん県香川」の本場の讃岐うどん作りを体験し,更に自ら作ったそのうどんを食しました。
3 醤油蔵「金両醤油」視察
引き続き,岸田大臣は,小豆島に渡り,浜田香川県知事,塩田幸雄小豆島町長及び駐日大使等と共に,小豆島にある明治13年創業の醤油蔵「金両醤油」を訪問し,築100年以上にもなる醤油蔵の中でもろみの香りに包まれながら,醤油の製造過程等について説明を受けるとともに,醤油蔵内を視察しました。
4 道の駅小豆島オリーブ公園視察
その後,岸田大臣は,浜田香川県知事,塩田小豆島町長及び駐日大使等と共に,道の駅小豆島オリーブ公園を訪問し,約100年前に日本に輸入されたオリーブの試作が小豆島だけで順調に育ったことや,その後も試行錯誤を繰り返したことなど,小豆島におけるオリーブ栽培の歴史について説明を受けるとともに,「地方を世界へ」プロジェクトでの大臣訪島を記念して駐日大使等と共にオリーブの記念植樹を行いました。
5 小豆島における駐日大使等との夕食懇談
更に,小豆島内ホテルにおいて,岸田大臣は,駐日大使等並びに浜田香川県知事,三枝邦彦土庄町長及び塩田小豆島町長と共に,「世界の宝石」とも称される瀬戸内の海の幸や小豆島のオリーブなど地元香川県の食材を使った夕食をとりながら,香川県と小豆島にしかない魅力の効果的な発信について意見交換を行いました。
6 「慰霊と復興のモニュメント」訪問
岸田大臣は,7月23日午前,玉田敏郎神戸市副市長と共に,兵庫県神戸市の東遊園地内にある「慰霊と復興のモニュメント」を訪問し,献花を行いました。
7 関西領事団との懇談
その後,岸田大臣は,神戸市内のホテルにて,関西に駐在する総領事等との懇談を行い,関西の魅力向上に向けた領事団からの提案等について意見交換を行いました。
8 兵庫県経済関係者との昼食懇談
引き続き,岸田大臣は,神戸市内のホテルにて,兵庫県経済関係者との昼食懇談を行い,兵庫県のあふれる魅力の効果的な発信等について意見交換を行いました。
9 シンポジウム「岸田外務大臣と語る:兵庫県の魅力を世界に発信」
更に,岸田大臣は,外務省が神戸大学出光佐三記念六甲台講堂で開催したシンポジウム「岸田外務大臣と語る:兵庫県の魅力を世界に発信」に出席し,基調講演を行うとともにパネルディスカッションに参加しました。 シンポジウムでは,武井政務官及び武田廣神戸大学長の挨拶に続き,岸田大臣が海外に向けた兵庫県の魅力発信をテーマとした基調講演を行いました。 続いて行われたパネルディスカッションには,井戸敏三兵庫県知事,伊藤紀美子田嶋株式会社代表取締役社長(神戸商工会議所副会頭),福岡賢二神戸情報大学院大学副学長,岸田大臣及び武井政務官がパネリストとして登壇し,兵庫県の魅力の海外発信に関する活発な議論が行われました。[参考1]香川県に同行した駐日外交団
エストニア大使,ノルウェー大使,ルワンダ大使,インド大使,モザンビーク大使,コロンビア大使,カナダ大使,モロッコ大使,インドネシア大使,韓国次席公使(計10か国)
[参考2]中野うどん学校
大正3年創業の中野屋が昭和56年に開業した讃岐うどん作りの体験型施設。これまでに琴平校,高松校合わせて国内外から80万人の来校がある。
[参考3]醤油蔵「金両醤油」
明治13年創業の醤油醸造・販売会社。築100年以上にもなる醤油蔵が,国の登録有形文化財に認定されている。杉桶を使用した昔ながらの方法で製造する醤油のほか,最近では,島内でのオリーブ栽培,塩漬けやオリーブオイルの製造なども行っている。
[参考4]道の駅小豆島オリーブ公園
明治41年に小豆島で初めてオリーブの栽培に成功したオリーブ園に隣接した公園。約2,000本のオリーブの他,約120種類のハーブも栽培されている。また,園内には昭和25年に昭和天皇が御手播きになったオリーブがある。
[参考5]慰霊と復興のモニュメント
平成7年1月17日に発生した阪神淡路大震災を記憶し,復興の歩みを後世に伝え,犠牲者を慰霊するため,平成12年1月16日に設置。モニュメント地上部は噴水となっており,地下にある「瞑想空間」には,震災犠牲者の名前を刻んだ銘板が掲示されている。モニュメントに隣接した「1.17希望の灯り」には被災10市10町を巡って運んだ種火と47都道府県から寄せられた種火を一つにした灯りが灯されている。
関連リンク