イラン・イスラム共和国

日・イラン首脳会談

平成29年9月19日

英語版 (English)

 9月19日午前11時(ニューヨーク時間)から約40分間,安倍総理はローハニ・イラン大統領(H.E. Dr. Hassan ROUHANI, President, Islamic Republic of Iran)との間で日イラン首脳会談を行なったところ,会談の概要は以下のとおり。日本側から河野外務大臣及び西村官房副長官,イラン側からザリーフ外務大臣が同席した。

1 冒頭

(1)ローハニ大統領から,国連総会の機会に毎年安倍総理とお会いでき大変嬉しい,日本はイランにとって非常に重要な国であるとの歓迎の発言があった。

(2)これに対し,安倍総理から,ローハニ大統領の再選への祝意を表しつつ,イラン国民がローハニ大統領の国際協調路線を信任したことを歓迎する,先般イランに訪問した高村総理特使から,ローハニ大統領と非常に有意義な会談を行ったと伺っており,イランとの関係を発展させていきたい旨述べた。

2 二国間関係

(1)ローハニ大統領から,最近の日イラン関係の発展に歓迎が示され,石油・ガスを中心とするエネルギー分野での日本の投資促進に対する期待が示された。また,環境分野等における日本の支援に対して評価が示され,高度技術分野や観光分野も含めた協力の今後の進展について期待が表明された。

(2)これに対し,安倍総理から,両国の経済関係の拡大に向けて企業の活動を支援していく旨,また,医療分野,環境分野,文化,観光など幅広い分野での協力を推進したい旨述べた。

3 核合意

(1)安倍総理から,日本は核合意を支持しており,イランによる遵守を今後も期待している,全ての当事国による核合意とその精神の遵守が重要である旨述べた。

(2)これに対し,ローハニ大統領から,核合意を遵守していきたい,核合意をイランから破棄することはない旨の発言があった。

4 北朝鮮

(1)安倍総理から,冒頭発言において,北朝鮮は9月15日にも我が国上空を通過する弾道ミサイルを発射別ウィンドウで開くした,先日の核実験別ウィンドウで開くは国際社会に対する正面からの挑戦であり,国際社会が一致して安保理決議を厳格に実施することが重要である,従来にない新たな段階の圧力をかけ,北朝鮮の政策を変えさせる必要がある旨述べた。

(2)これに加えて,安倍総理から,格段に厳しい措置を含む安保理決議を全会一致で採択したことを高く評価する,関連安保理決議(PDF)別ウィンドウで開くは完全に履行されて初めて真価を発揮するものであり,イランの取組に期待している旨述べた。

(3)また,安倍総理から,拉致問題は安倍政権の最重要課題であり,早期解決に向けた,理解と協力を期待する旨述べた。

(4)これに対し,ローハニ大統領から,日本をはじめとする東アジアの友好国の安全はイランにとっても重要である,イランは核戦争や核兵器の開発,核兵器を用いた脅迫に反対しており,この点については北朝鮮にも伝えてきている旨の発言があった。

5 中東情勢

(1)安倍総理から,中東の安定にはイランやサウジアラビア等の域内主要国の安定的関係が不可欠である,関係国間の信頼醸成の進展を期待する旨述べた。

(2)これに対し,ローハニ大統領から,サウジアラビアとの友好関係の重要性に理解を示しつつ,イランも地域の平和と安定を望んでいるといる旨の反応が示された。

6 安倍総理に対するイラン訪問招請

 ローハニ大統領から,安倍総理にイランにお越しいただきたいとの招待があり,安倍総理は,機会を捉えてイラン訪問を実現したい旨述べた。


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