イラン・イスラム共和国
高村正彦総理特使のイラン・イスラム共和国訪問
(ローハニ大統領との会談)
平成29年9月7日
イランを訪問中の高村正彦総理特使は,9月6日(水曜日),ハッサン・ローハニ大統領(H.E. Dr. Hassan ROUHANI, President, Islamic Republic of Iran)及びイラン政府要人と会談したところ,概要は以下のとおりです。
- 高村総理特使は,9月6日(水曜日)午後12時00分から約30分,ローハニ大統領と会談しました。
- 会談において,高村総理特使は,安倍総理からの親書をローハニ大統領に手交の上,日本は核合意を支持しており,引き続き全ての関係国が遵守を継続するよう役割を果たしていく旨述べました。また,それを基礎として,イランが地域平和と安定に建設的な役割を果たすことを期待すると述べました。また,ファイナンス・ファシリティの活用等により,更なる二国間経済関係の拡大に向けてお互いに協力していきたいと述べました。
- これに対してローハニ大統領から,イランは核合意を遵守してきており,全ての関係国による核合意の遵守を期待する旨述べました。また,両国の経済関係が,鉄道,港湾等のインフラへの投資や医療,環境等の分野等に発展・拡大していくことを期待する旨の発言がありました。
- また,双方は,北朝鮮を含む最近の東アジア情勢及び中東情勢についても意見交換を行いました。
- 高村総理特使は,イラン訪問中,ローハニ大統領に加え,ザリーフ外務大臣,ラリジャニ司法権長国際問題担当顧問,アッバースィー・イラン・日本友好議連会長,アラグチ法律・国際問題担当外務次官,ラヒームプール・アジア大洋州CIS担当外務次官等とも二国間関係や地域情勢について意見交換を行いました。