国・地域
日米豪印局長級協議
令和元年11月4日
1 11月4日,タイ・バンコクにおいて,高級事務レベルによる日米豪印協議が実施され,自由で開かれ包摂的なインド太平洋を推進するための共同の努力について意見交換を行いました。(日本からは山田重夫総合外交政策局長,豪州からはモード外務貿易省副次官,インドからはダス米州局長, 米国からはスティルウェル国務次官補及びウェルズ国務次官補代行が出席。)
2 四か国は,安定,成長及び経済的繁栄を促進するための地域におけるルールに基づく秩序に対する支持を再確認しました。
3 四か国は,テロ対策,サイバーセキュリティ,海洋安全保障及び人道支援・災害救援に関する実践的な協力を進めるべく,9月26日に開催された閣僚級協議における議論を踏まえて,生産的な議論を継続しました。
4 四か国は,既存の地域枠組とのパートナーシップやそれらへの支援強化を通じたものを含む,「質の高いインフラ投資に関するG20原則(PDF)」を始めとする国際スタンダードに則った質の高いインフラ投資に関する連携を向上させることで一致しました。また,四か国は,北朝鮮情勢を含む地域情勢についても意見交換を行いました。
5 四か国は,「インド太平洋に関するASEANアウトルック」を歓迎するとともに,ASEANの一体性及び中心性とASEAN主導の地域枠組に対する強固な支持を再確認しました。
6 四か国は,インド太平洋への関与について定期的な協議を継続する意思を強調し,2020年春に次回の高級事務レベルによる協議を開催することで一致しました。