報道発表

日米豪印協議

令和元年5月31日
  1. 5月31日,バンコクにおいて,高級事務レベルによる日米豪印協議が実施され,自由で開かれ包摂的なインド太平洋を推進するための共同の努力について意見交換を行いました。
  2. 四か国は,地域においてルールに基づく秩序を維持し促進するという共通のコミットメントを想起し,持続可能な開発海洋安全保障及び良い統治を支援するために緊密な調整・協力を続ける意思を確認しました。四か国は,国際スタンダードに則った質の高いインフラ投資を促進し,民間部門の潜在能力を活用するための手段と機会を提供するそれぞれの取組に留意しました。
  3. 四か国は,国際法及び航行・上空飛行の自由に対する普遍的な尊重を維持するための努力に焦点を当てるとともに,地域の安全保障上の要請に応えるために協同することの重要性を強調しました。
  4. 四か国は,地域の災害対応,サイバーセキュリティ,海洋安全保障,テロ対策及び不拡散を含む様々な協力を強化する機会を引き続き追求することで一致しました。四か国は,国境を越える課題に対する透明性がありルールに基づくアプローチを促進するために,同志国及び同盟国と協力する意思があることにも留意しました。
  5. 四か国は,地域における近年の進展をレビューする中で,インド太平洋アウトルックに向けたASEAN諸国の努力を歓迎しました。四か国は,ASEANの中心性とASEAN主導の地域枠組みに対する強固な支持を再確認しました。
  6. 四か国は,多様で平和で繁栄した地域を支援するために,インド太平洋への関与と取組について,四か国及び他の関心を有する国・機関との間で定期的な協議を継続する意思を強調しました。

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