日本の領土をめぐる情勢

北方領土 Northern Territories

北方領土データ

  北方領土の面積   島面積 面積比較   人口
  (平方キロ) (%)   (平方キロ)   (平方キロ)   (人)
歯舞群島 95 (2)   93   小笠原諸島 104   5,281
水晶島       12         986
秋勇留島       2         88
勇留島       10         501
志発島       58         2,249
多楽島       11         1,457
海馬島、貝殻島       -         -
色丹島 251 (5)   248   隠岐本島 242   1,038
国後島 1,490 (30)   1,489   沖縄本島 1,207   7,364
択捉島 3,168 (63)   3,167   鳥取県 3,507   3,608
合計 5,003     4,997   福岡県 4,986   17,291

 面積及び島面積は国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調」による(小数点第1位を四捨五入)。なお、島面積とは、周辺にある1平方キロ未満の小島や岩礁の面積を含まない、本島のみの面積のことである。人口は1945年8月15日時点(千島歯舞諸島居住者連盟調べ)。数値は小数点以下を四捨五入しているため、合計の数値と内訳の数値の和は必ずしも一致しない。

戦前の行政管轄

歯舞群島 いずれも花咲郡歯舞村に含まれる
色丹島 付随する諸島(大島、小島、鴨島など)と共に色丹郡
国後島 全島をもって国後郡を形成。
択捉島 蘂取郡、紗那郡、択捉郡の3郡から成る。
  いずれも北海道根室支庁の管轄下におかれる。

戦前の主要産業

北方領土周辺の水域は親潮(千島海流)と黒潮(日本海流)が交錯しているため、水産物が極めて豊富で、古くから世界三大漁場の一つに数えられている。したがって戦前同水域では我が国の水産業が盛んであった。主な水産物は、昆布、さけ、ます、たら、すけそう、たらばがに、なまこ。

このほか国後島、択捉島では、林業(針葉樹林)、魚類の孵化事業(鮭、鱒)、鉱業(硫黄、金、銀)が、また国後島では畜産業(馬)などが戦前行われていた。

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