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薗浦内閣総理大臣補佐官のフランス,コートジボワール,ガーナ,英国訪問(結果)
4月29日から5月5日まで,薗浦健太郎内閣総理大臣補佐官は,フランス共和国,コートジボワール共和国,ガーナ共和国及び英国を訪問したところ,概要は以下のとおりです。
1 フランス共和国
4月30日,フランスにおいて,ジャン=クロード・マレ欧州・外務大臣特別補佐官,エティエンヌ・ル・アリヴェル・ド・ゴンヌヴィル大統領外交補佐官ら政府関係者と,自由で開かれたインド太平洋のための協力,「ジャポニスム2018
」に向けた協力,北朝鮮を始めとする地域情勢等について意見交換を行い,今年で友好160年を迎える両国の「特別なパートナーシップ」を更に深化させて,緊密に連携していくことを確認しました。また,パスカル・ボニファス国際関係戦略研究所(IRIS)所長とも地域情勢に関する意見交換を行いました。
2 コートジボワール共和国
(1)5月2日, コートジボワールにおいて,アダマ・コネ経済・財務大臣,アダム・カク外務次官と意見交換を行い,西アフリカの連結性を高め,市場の成長を促すために,西アフリカ「成長の環」広域開発を推進していくことを確認し,投資協定交渉については,交渉が大幅に進展している状況を踏まえ,早期署名に向けて引き続き取り組んでいくことで一致しました。また,「自由で開かれたインド太平洋戦略」への協力を求めました。
(2)さらに,2019年の第7回アフリカ開発会議(TICAD7)の成功に向けて協力することを確認するとともに,北朝鮮情勢や国連安保理改革を始めとする国際場裡における諸課題について率直な意見交換を行いました。
(3)また,日本が支援するアビジャン港穀物バース計画及び日本・コートジボワール友好交差点改善計画の視察や日本企業関係者との意見交換を行いました。
3 ガーナ共和国
(1)5月3日,ガーナにおいて,ナナ・アド・ダンクワ・アクフォ=アド大統領,ジョージ・ジャン=バフォー計画大臣と意見交換を行い,西アフリカ「成長の環」広域開発マスタープランを踏まえガーナの更なる成長を支援していくこと,投資協定交渉について,早期妥結に向け協力していくことで一致しました。また,「自由で開かれたインド太平洋戦略」への協力を求めました。
(2)さらに,2019年の第7回アフリカ開発会議(TICAD7)の成功に向けて協力することを確認するとともに,北朝鮮情勢や国連安保理改革を始めとする国際場裡における諸課題について率直な意見交換を行いました。
(3)また,日本が支援するガーナ国際回廊改善計画及びアクラ中心部電力供給強化計画の視察や日本企業関係者及び青年海外協力隊との意見交換を行いました。
4 英国
(1)5月4日,英国において,マーク・フィールド外務・英連邦閣外大臣及びクリスチャン・ターナー国家安全保障担当次席補佐官と意見交換を行い,昨年12月の日英「2+2」(外務・防衛閣僚会合)の成果も踏まえ,北朝鮮情勢を始めとする国際課題に関し日英で一層緊密に連携していくこと,また,特にインド太平洋地域において,二国間協力を強化していくことを確認しました。トレンチャード卿(上院(貴族院)議員・英日議連副会長)とも日英関係につき意見交換を行いました。
(2)また,国際戦略研究所(IISS)で「自由で開かれたインド太平洋戦略」の推進及び目下の北朝鮮情勢に関する講演を行いました。